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無治療の末期乳がんのMedian Survival Time

わが国でも乳がんの発生頻度は高く、がん分野でも大きな割合を占めています。その治療法もどんどん発達しており、現在では”無治療”となることは考えられません。

 しかし、再発・転移している症例に対しても、副作用を省みず積極的に強い化学療法を適用することの是非は議論のあるところです。

 この観点から情報発信を続けているブログ、
 → http://umezawa.blog44.fc2.com/で、「均一治療」の項(2007/05/14)で紹介されていますが、UASオンコロジーセンター・植松稔先生が執筆された読売新聞のコラムに、
 → http://www.uas-oc.com/column061221.html
治療法が全くなかった19世紀の250例の生存率カーブが掲載されています。

 患者さんの3/4が4期、残りのほとんどが3期の症例で、乳がんのしこりがすでに皮膚を食い破っている例が7割もいる群です。

 驚いたことに、このような末期症例群でも、”無治療”でMedian Survival Time(MST)は約3年もあるのです。

 もちろん現代では、4期で5年生存率が48%もあるのですから、積極的な化学療法に意味がないわけはありませんが、それにしても”無治療”でさえMSTが3年もあるというのは、乳がんは最末期であっても比較的ゆっくり進行することを表しています。

 ここに、「3期、4期でも、強い化学療法に入る前に、自家がんワクチン療法を試みる時間的余裕は十分ある」、と考えられます。

 当社のホームページに、これまでの乳がん症例報告を掲載しております。中には緩和ケア病棟からさえ退院してきた症例もあります。
 → http://www.cell-medicine.com/cases/report/nyugan.html

 どうか、これらのホームページのデータを考え合わせて、治療プランを設計されるにあたり、副作用が問題にならない自家がんワクチン療法の、”強い化学療法開始前の中間挿入”をご検討下さい。通常のホルモン療法や抗体療法とは同時併用も可能ですから。