要注意:怪しげな学術出版社
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英語の学術論文を書いた経験のある先生方は、最近、急激に新規の学術journalが増えた、論文を投稿すれば優先審査する、総説を書いてほしい、特集号の編集をしてほしい、というような誘いが増えたと感じておられませんか?
実は、日経バイオテクONLINE Vol.2030 に、
捕食性学術出版社に注意
との警告がでています。
→ https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20140326/175035/
有名な「PLoS ONE」誌を先駆者とした学術出版のオープンアクセス化が進んでいて、誰でも簡単にネット出版社を立ち上げられるようになった結果ですが、中には投稿料・審査料徴収のみを目的にした悪質な出版社が多数あります。
以下のホームページに公開されているリストにある出版社は、特に要注意です。
→ http://scholarlyoa.com/publishers/
筆者の見聞範囲では、英語がよく出来る南アジアの国に怪しげな学術出版社が多いように思っていましたが、最近は欧米に出版元があるがごとく装っているところが増えているように思われます。
明かな詐欺とはいえませんが、「詐欺的」出版社とそこから出ている実態のないjournalには、特にご注意ください。
Impact factorが1.0以上(嘘や間違いでない限り)のjournalならば、ほぼ問題ないと推定されます。