専門的な質問
- 27. がんが体内に形成される段階で成立しなかった免疫反応が、なぜ、そのがん組織をワクチンとして体内に戻した場合に成立するのですか?
- 28. 多くの抗原は長期間ホルマリンに保存することによって変性するといわれています。がん組織を長期間ホルマリンに保存することによって、がん抗原が変性することはないのでしょうか?
- 29. 血漿や血清など、他人の材料を使うのですか?
- 30. 例えば胃がんで2ヶ所に転移している場合、それぞれのがん組織を混ぜ合わせたものからワクチンを作る必要があるかと思います。2ヶ所のがん組織がそれぞれ1.5グラム以上必要になりますか?
- 31. 組織学的に見れば、各種の臓器は多種多様な細胞からできています。このような組織においては、がん抗原も多様と思われ、一つのがん組織1.5グラムから量的に十分な多種多様ながん抗原を得ることは不可能ではないのでしょうか?
- 32. 腫瘍細胞は、全て必ずがん抗原を発現していると考えてよいのでしょうか?がん抗原を発現しないタイプのがんが存在するならば、自家がんワクチン療法は不可能と思われますが?
- 33. 多くの抗がん剤は免疫抑制を起こします。抗がん剤療法と自家がんワクチン療法を併用することは可能でしょうか?
- 34. 免疫寛容や、逆に自己免疫疾患を起こす心配はありませんでしょうか?
- 35. 現在まで自家がんワクチン療法の試みは2550例以上とのことですが、再発抑制、病巣縮小、QOL改善などの状況について教えてください。
- 36. 「がん」はもともと発生した場所により性質が異なると聞いています。私の場合、もともと副腎に発生した「がん」で、現在問題となっているのは肺に転移した「がん」です。このような場合にも効果はありますか?
- 37. 自家がんワクチン療法を大学病院が採用する場合、「倫理委員会」の 承認が必要なのは、治療に危険があるからですか?
- 38. なぜ「自由診療」でしか、「自家がんワクチン」療法を受けられないのですか?