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トリプルネガティブ乳がんにキイトルーダと抗がん剤の併用が非常に有効のようだ

最新の学会から

前回のセルメディシンニュースno.319 (2017.06.16)では、
キイトルーダと抗がん剤の併用で死亡例発生
とお知らせしましたが、これは多発性骨髄腫に対するキイトルーダと抗がん剤の併用試験の場合でした。

ところが、2017.07.10付のASCOポストによるニュースでは、乳がんのなかでも難治性の“トリプルネガティブ”という種類の乳がんに対しては、
キイトルーダと抗がん剤の併用が非常に有効のようだ
と報じられています。
→ http://www.ascopost.com/issues/july-10-2017/pembrolizumab-moving-forward-in-triple-negative-breast-cancer/

“トリプルネガティブ”乳がんは、
2種類のホルモン受容体(エストロゲン受容体;ER、プロゲステロン受容体;PgR)
もない、
また、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)もない、

すなわち、
これらの受容体に結合してホルモンや上皮成長因子の作用を阻害し、がん細胞の増殖を阻害する
抗ホルモン剤も抗HER2抗体も効かない
というタイプのやっかいな乳がんです。

そのため、がん細胞にも正常細胞にも直接毒性を示す(どちらかといえば従来型の)抗がん剤で治療せざるを得ず、強い副作用のために患者様を苦しめてきた長い歴史があります。

しかし、今回の報道では、
I-SPY 2という第II相試験ながら、ランダムに分けられた2群、
(1)キイトルーダ+パクリタキセル→(この後)ドキソルビシン+シクロフォスファミド 群(n=69)
(2)標準的な化学療法(パクリタキセル→(この後)ドキソルビシン+シクロフォスファミド 群 (n=180)
の間で比較すると、このうちの
“トリプルネガティブ”乳がん症例で、病理検査で完全寛解となった患者様の割合は、
(1)群で60%
(2)群で20%
と3倍もの差がつきました。

この結果から、第III相の検証的治験に進めた場合、確率99%以上で間違いなく成功する(キイトルーダが効くと言える)だろうと推定されています。

実はこのI-SPY 2という第II相試験は、参加患者数が1200人、うち1000人が治験で治療を完遂、このなかで12種類のレジメン(治療法)が横並びで一斉にテストされたという大規模な試験です。そのうちの約1/4の患者数を占めたのが上記の(1)群(2)群の方々でした。

従来は、免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボやキイトルーダ)は乳がんには効かないという話だけが先行していて、確たる臨床データは発表されておりませんでしたが、今回の発表が論文の形となって発表され、また、第III相の検証的治験で有効性が証明されれば、
「免疫チェックポイント阻害剤は、あるタイプの乳がんには効く」
と確定します。

すなわち、乳がんでも体内の免疫反応は、免疫チェックポイント阻害剤でブレーキをはずせば、がんの抑制に十分役にたつということになります。

もし、同時に、ブレーキをはずすだけではなく、がんワクチンを投与して体内の免疫反応のアクセルを踏むようにしてやれば、さらに効果的にがん治療が進むはずです。

すなわち、免疫反応の「アクセルオン/ブレーキオフ戦略」ががん治療には非常に有効となるはずなのです。

この免疫反応を、従来型の抗がん剤を大量に投与して殺してしまうような治療法は(もはや間違いであるとまでは断言できなくても)できるだけ遠慮してもらい、免疫反応を生かすような範囲で、抗がん剤をうまく組み合わせて行くのが、今後のがん治療の正しい方向の一つではないかと思われます。

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