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全米の全がん死亡率の低下から

最新の学会から

2021年8月4日着信の「海外がん医療情報リファレンス・ダイジェスト」に、米国国立がん研究所(NCI)発表の以下のニュースが掲載されています。

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◆肺がんやメラノーマ死亡数の急速な減少が全がん死亡率の減少傾向を牽引-『米国がん年次報告』

[米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース  2021年7月21日]

最新の「がんの現状に関する米国年次報告書(Annual Report to the Nation on the Status of Cancer)」によると、米国内のすべての人種・民族の男女において、全がん死亡率は減少し続けている。2001年から2018年の間に肺がん死亡率の減少は加速し、メラノーマ(悪性黒色腫)の死亡率は、特に近年転移性メラノーマの生存率が大幅に向上したことを反映して、大きく減少した。しかし前立腺がん、大腸がん、女性の乳がんなど、主だったがん数種については、以前は見られた死亡率の減少傾向が鈍化または消失した。

(詳細を読む↓)

https://www.cancerit.jp/69691.html
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死亡率の減少が進んでいる「肺がん、メラノーマ」は、ともに免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボやキイトルーダ等)が良く効くタイプのがんですが、
反対に、「前立腺がん、大腸がん、女性の乳がん」は免疫チェックポイント阻害剤が効かないタイプのがん(*)であることです。

もちろん、全米の人種・民族・男女を含むデータから出されている結果ですから、様々な背景因子がからんでいることは容易に想像できますので、
「免疫チェックポイント阻害剤だけが、全がん死亡率を下げた」と言い切れるものではありません。

アメリカがん協会の会長は、
「肺がんとメラノーマの死亡率減少は、がん予防につながる喫煙率の低下、あるいは標的薬物療法や免疫チェックポイント阻害薬の開発など、がんに関連するすべての分野における進歩がもたらした成果です」
とのコメントをつけています。

しかし、それでも、上に述べたこのニュースの特徴を否定できるものではありません。

やはり、免疫チェックポイント阻害剤の登場をきっかけとして、がん免疫反応を体内で起こすことががん治療の成果に繋がっている、ということを考えるべきでしょう。

なにしろ、免疫チェックポイント阻害剤登場以前の時代では、がん免疫療法と聞いただけで、ウサンクサイ治療法だと頭から否定してきた長い歴史があったのですから。

* 注意)

本邦でも、2018年12月に、
「がん化学療法後に増悪した進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌(標準的な治療が困難な場合に限る)」
に対しペンブロリズマブ(商品名キイトルーダ)が適応承認されました。

そのがんがMSI-Highならば、がん種を問わず治療に使えます。前立腺がんでも、MSI-Highを認めればキイトルーダが使え、効く可能性があります。

そして、それならば、中途半端なMSI-Highのがんであっても、

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