日本語 English

文字サイズ

サイトマップ
初めての方へ 無料相談・お問い合わせ 029-828-5591 日曜・祝日を除き 9:00-17:30

新型コロナウイルスにBCGワクチンが有効とは仮説にすぎない -> ‟予防効果なし”

最新の学会から

BCGワクチンが新型コロナウイルス感染症に有効だという仮説が国内でも未だに流布しています。

その走りとなったわかりやすい記事は、こちらにあります ↓
https://www.japanjournals.com/uk-today/14494-200408-1.html

すでに国内ではBCGワクチンが入手困難になっているとのことですが、医薬品卸問屋の方の話によれば、実は、一部の小児科の先生が入手困難になることを恐れて大量に備蓄を行ったことが原因で品薄状態となってしまった、とのことです。

「ゼロ歳児」を優先してほしいという日本ワクチン学会の公式見解が2020年4月3日に発表されていますので、小児科優先もやむを得ないと思います。
→ http://www.jsvac.jp/pdfs/kenkai.pdf

BCGワクチンは、結核予防のために法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」の一つになっています。

定期接種は、国内では小児への接種が義務づけられています。子供本人が将来結核にかからないように、という意味(個人防衛)の他に、結核にかかってから他人にうつしては困るので、それをあらかじめ守る(社会防衛)という意味もあります。

そのため、医療者としても定期接種は義務となります。小児科の先生方が「BCGワクチンが新型コロナウイルス感染症に有効だという仮説」にあわてて、BCGワクチン確保に走り出したのも無理からぬわけです。

ただ、この仮説にもとづいて、子供ではなく高齢者を対象にして、新型コロナウイルス感染症に対する効果があるのかないのかを検証する臨床試験が既に各国で始まっています。

このニュース記載の時点で、臨床試験の結果がどうなっているのかは、筆者はまだ知りませんが、仮説の発信元になった学術誌Scienceの記事(3月23日付)を読むと、仮説を証明するのに、問題点があることが既に指摘されていました。

https://www.sciencemag.org/news/2020/03/can-century-old-tb-vaccine-steel-immune-system-against-new-coronavirus

医薬品の効果があるか否かを調べる臨床試験のうち、検証的試験は第III相にあたり、試験対象となる患者群をランダムに2群にわけ、一方に効果を調べたい候補医薬品(被験薬)を投与し、他方には、効果がないはずの偽薬あるいは他の直接関係のない医薬品(対照薬)を投与します。

そのとき、被験薬には効果があるに違いない、という思い込みが患者さんにあると「プラセボ効果」(患者さん自身が、自分が飲んでいるくすりは効き目があると思い込むことで、病気の症状が改善するという現象)が発生することがあります。

この効果は、投与する医師が「これは被験薬だ」、「こっちは対照薬だ」と知っている場合にも(たとえ患者さんが知らなくても)、でてくることがあります。

特に、医師による効果判定の時に「この患者さんは被験薬を投与しているから元気のままのはずだ、こちらは対照薬を投与しているから病気が進行して元気がなくなるはずだ」という思い込みが影響して、正確な判定に狂いが生じるのです。

そこで、「投与を受ける患者さんも投与する医師も、被験薬か対照薬かがわからないように」しておかないと本当に効果があるのかないのかが判断できないことが、実際の臨床試験で起こります。

患者さんにも医師にも、両者に対して盲検性を確保するという意味で、二重盲検試験と呼ばれます。

ここでBCGワクチンで問題になっているのは、BCGワクチンを接種した跡には、小さな膿を伴う赤い腫れ(膿疱)ができることです。

くすりとしての効果が何もない偽薬では、このような膿疱はできません。ですから、投与を受けた患者も投与した医師も、被験薬(BCGワクチン)を投与したのか、偽薬を投与したのか、投与後数日もたてばわかってしまいます。

そのため、本当にBCGワクチンが新型コロナウイルス感染症に有効なのか否かは、二重盲検試験による検証的試験が終わったとしても、効果に対する疑いがずっと残ることになり、仮説は証明されないままになる懸念があるのです。

 

**************(追記)2020年5月14日**************

 

新型コロナ BCGワクチン“予防効果なし” イスラエル研究G

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200514/k10012430111000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003

と、5月14日に早くも発表されています。

 

【ご案内】
**********△▲***▽▼********************△▲***▽▼***********
最先端のがん免疫療法について知りたいと思いませんか?
他では手に入らない知識を提供しています。

このニュースは、2000人以上の方々に発信しております。
さらに読者を募集しています!!

◎ 新たに配信をご希望の方、
○ メールアドレスを変更した方、
● 今後は配信停止をご希望の方、

こちらからどうぞ。
→ https://cell-medicine.com/consultation/news/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
抗がん剤が効きにくい“スローな癌”こそワクチンで
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

自家がんワクチンは、しっかりした学術論文群に
支えられている科学的根拠のあるがん免疫療法です。

学術論文群は、こちらにあります。↓
http://cell-medicine.com/company/publications/index.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大病院の先生方へ:

「混合診療禁止」政策により、保険診療機関である大病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにてごく簡単に、自由診療にて実施できます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。必要な投資額はわずか30万円前後です。

新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも連携方式で開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。直接説明に伺います。

大病院から小型診療所まで、どこでも簡単に実施可能です。しかも肝がんでは、すでにランダム化比較対照臨床試験で有効性が証明されているエビデンスレベルの高いがん免疫療法です。

★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★

自家がんワクチンは生きている細胞を含まないため培養不要です。また、組織を再生させるものではなく再生医療等安全性確保法でいう「再生医療製品」に該当しないためです。

**********△▲***▽▼********************△▲***▽▼***********

セルメディシン株式会社
TEL:029-828-5591、FAX:029-828-5592
E-mail: tkb-lab@cell-medicine.com