自家がんワクチンと免疫チェックポイント阻害剤との併用:症例報告論文が受理されました 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

自家がんワクチンと免疫チェックポイント阻害剤との併用:症例報告論文が受理されました

最新の学会から 症例のご紹介 

昨年6月29日のセルメディシンニュースNo.251で
「自家がんワクチンと免疫チェックポイント阻害剤の併用は安全で効果的だという最初の症例がでました」
とご案内しておりましたが、その学術論文がこの度イギリスの大手出版社Wileyが出している専門誌Clinical Case Reportsに受理され、出版されることになりました。

この症例は、子宮頸部小細胞がんで、骨盤内リンパ節転移と肝転移があったステージIV、末期がんの方です。

子宮頸がんのうち、小細胞がんは非常に珍しいがんで、日本癌治療学会の子宮頸がん治療ガイドラインでも、
「付記2:小細胞癌の術後補助療法および根治療法」 の項には、
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子宮頸部小細胞癌は予後不良と考えられ,これまでに確立した治療法がないのが現状である。
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とあります。通常なら産婦人科の専門医でもあきらめてしまう状態でした。

しかし、「自家がんワクチン+免疫チェックポイント阻害剤」の時差併用による

「アクセル・オン/ブレーキ・オフ戦略」

を実行し、治療に成功したのです。

簡単な経過報告は、トピックス欄から、
2015.06.29
「自家がんワクチンと免疫チェックポイント阻害剤を併用した最初の症例が紹介されています」
の項をご覧下さい。

この方の画像を、 子宮がんのページにある〔症例2329〕 の項に掲載してあります。こちらもぜひご覧ください。

今回の論文で明らかにしましたように、自家がんワクチンによる治療だけではなく、さらにがん治療効果を上げるための手段として、オプジーボなどの免疫チェックポイント阻害剤の併用も可能な状態になったのは、たいへん喜ばしいことです。

ただし、免疫チェックポイント阻害剤には、重い副作用もありますので、慎重かつ大胆な併用条件の探索が必要です。

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★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★

自家がんワクチンが、生きている細胞を含まないため培養不要で、再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。

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患者様向けには、「自家がんワクチン療法」のホームページをご案内下さい。わかりやすくやさしく記載してあります。
こちらです。 ⇒ https://cell-medicine.com/

弊社は、理化学研究所発ベンチャー&筑波大学発ベンチャーです。

セルメディシン株式会社 (TEL: 029-828-5591)

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注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。
監督官庁の確認を得ており、医療広告ガイドライン違反ではありません。

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