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自家癌ワクチン及び照射による乳がん骨転移の根絶

自家癌ワクチン及び照射による乳がん骨転移の根絶

Eradication of breast cancer with bone metastasis by Autologous Formalin Fixed Tumor Vaccine (AFTV) and radiation - The successful 4th case of our hospital

倉西文仁 1) ,寿美裕介 1) , 小川喜輝 1) , 大野忠夫 2) , 上前洋二 2)

1) 因島医師会病院 2) セルメディシン株式会社

【はじめに】乳癌骨転移は進行しやすくCRに至ることは困難である。我々はAFTVに免疫能を損なわない他の治療を併用することによりCRに至った症例を経験してきた。今回成功第4例目について報告する。【症例】74才女性、2004年両側乳癌にて温存手術後、2008年頚部リンパ節転移あり照射。2012.4.26 左乳癌にてSimple mastectomy、2013年骨転移を指摘、AFTVを使用し腰椎転移はCRとなる。 2014.1.20、 2014.7.17胸壁再発腫瘍を切除。胸壁に対して照射を行い、2015.1.14 PETにてCRの判定をえた。現在QOLは良好である。【考察】既に我々は初診時骨転移ありAFTV etc.を使用して9年間CRを維持している症例を経験している(World J Surg Oncol, 2013)。本症例は治療経過が複雑であるが極端な化学療法を選択せず、免疫能が維持できていたことが照射後のCRに寄与していると考えられる。AFTVは副作用が殆ど無く、進行した状態でも免疫能が維持されている症例ならば考慮すべき治療手段と考える。

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。
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