免疫チェックポイント阻害剤ヤーボイとオプジーボの併用療法が米国で承認、しかし″経済毒性″が問題に 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

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免疫チェックポイント阻害剤ヤーボイとオプジーボの併用療法が米国で承認、しかし″経済毒性″が問題に

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2015年10月1日、米国では、皮膚がんの悪性黒色腫(メラノーマ)に対して既に別々に承認されていた免疫チェックポイント阻害剤ヤーボイ(イピリムマブ、抗CTLA-4抗体)とオプジーボ(ニボルマブ、抗PD-1抗体)について、同時併用の効果を認め、同時併用療法を承認しました。

末期メラノーマの症例で、53%に劇的ながん縮小効果があることがわかっています(Ref.1)。

しかし、この治療法、すでに米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、高い有効性と同時に高い副作用発生率と非常に高い価格が話題になっていました。

副作用も派手なものがあり重篤なレベル(グレード3~4)が53%の症例で発生します。副作用は、これらの抗体医薬の投与を止めれば回復するとされていますが、中には、生死に直結する重症筋無力症もあることが報告されています(Ref. 2)。この解説は、弊社の2014.05.08のトピックス欄にあります。 → こちらです

今回のウオールストリートジャーナル紙の報道によれば、この併用療法は、最初の1年間で25万ドル(約3000万円)もかかります。

米国でも健康保険が使えるといっても、これをカバーする保険料は超高額となり、何年も続けることはよほどの大金持ちでない限り無理があって、“経済毒性”が深刻な問題となりそうです。

これに引き替え、弊社の自家がんワクチンは、桁違いに安いことがわかります。

References

1. Wolchok JD, et al. Nivolumab plus Ipilimumab in Advanced Melanoma.
New Engl J Med 2013;369:122-133.

2. Johnson DB, et al. Myasthenia Gravis Induced by Ipilimumab in Patients With Metastatic Melanoma. Published Ahead of Print on April 28, 2014.Published Ahead of Print on April 28, 2014 as
10.1200/JCO.2013.51.1683.

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抗がん剤が効きにくい“スローな癌”こそワクチンで

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大規模病院の先生方へ:

「混合診療禁止」政策により、大規模病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにて簡単に実施できます。既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。

具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。→ こちらが参考になります。

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★ “自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」 

自家がんワクチンが、生きている細胞を含まないため培養不要で、再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。

セルメディシン株式会社

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