自家がんワクチンが著効した腎盂がん:“吉報”と2症例のご紹介 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

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自家がんワクチンが著効した腎盂がん:“吉報”と2症例のご紹介

症例のご紹介 

2022年11月に当社にとって“吉報”がありました。

なんと、自家がんワクチンにより完全寛解が得られた腎盂がんステージIVの患者さんが、
8年(!)経った今も無再発で経過、
元気に過ごしているとの連絡があったのです。

8年経過となると「完全寛解」というより「根治」として良い症例ですので、改めてご紹介します。

当社のホームページで、腎臓がんのページ
→ https://cell-medicine.com/cases/jingan/

に掲載されている「代表的症例」のお一人で、

〔症例2114〕

の方です。

銀座並木通りクリニックの院長ブログでも、
「自家がんワクチンから無再発8年!「根治」やね」
と紹介されています。
(2022年11月22日付)
→ https://ameblo.jp/gin-nami/entry-12775729849.html

この方は、2013年に腎盂がん術後補助化学療法(シスプラチン+ゲムシタビン;GC療法)を受けたところ、わずか1回の投与だけで重篤な血小板減少を引き起こし、治療の継続ができなくなった方です。

本人も、副作用がかなり辛かったようで、それ以上の抗がん剤治療を希望されませんでした。

その後、
. ・肺に2ヶ所、
. ・腹部傍大動脈周囲リンパ節(PALN)に2ヶ所
の転移が出現しましたが、(こうなるとステージIVです)、
「抗がん剤治療はもう懲り懲りです」とのことでした。

当時の主治医も、抗がん剤治療をしないなら、あとは緩和だよと言い、他に治療の提案はなかったそうです。

そこで、ご自分で治療法を探し、自家がんワクチン療法にたどり着いたという経緯です。

2014年に自家がんワクチン療法を受けていますが、この治療導入時に、原発巣の切除組織の顕微鏡標本を見た病理医が、
『病理の立場からは悪性度強く、これは治らないがんですね・・・・・』
とコメントを残しています。

自家がんワクチン療法の導入3ヶ月後のCT検査で、肺転移、PALNともに縮小しており、22ヶ月後のCT検査では、転移巣が全て消失していました。

そして導入から8年、今に至り「無再発で元気です」との報告がありました。

これで判るように、標準治療がもはやないと諦める必要はありません。是非、自家がんワクチンを治療の選択肢にお加え下さい。

なお、この方については、学術論文として報告してありますので御覧ください(Ref. 1)。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

もう一例、腎盂がんに対して、自家がんワクチンが劇的に効いた症例があります。

同じ当社のホームページで腎臓がんのページにある

〔症例2853〕

をご覧ください。→ https://cell-medicine.com/cases/jingan/

こちらの方は、傍大動脈リンパ節ががん転移で累々と腫れていたステージIVの方です。短期間でみるみるリンパ節転移が大きくなってきていたため、非常に厳しい病態と判断され、地元の主治医から“余命2ヶ月”という宣告がありました。

もともと腎機能があまり良くなく、標準的な抗がん剤治療の導入はリスクを伴うという状況であったこの方が選択した治療は、

自家がんワクチン療法+少量抗がん剤治療(ゲムシタビン25㎎/body・10日毎投与)」

でした。

その治療効果は、地元の主治医もビックリした「完全奏効」となり、毎週ゴルフに行けるようになるほど元気になっています。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

上記の2症例以外にも、自家がんワクチン療法による著効例を当社ではこれまでに数多く経験しています。

治療がない/厳しいと言われても諦める必要はありません。
自家がんワクチン療法は、簡便で、入院の必要もなく、問題となる重篤な副作用もありません。
標準治療ばかりが治療ではありません。ぜひ、自家がんワクチン療法を治療の選択肢にお加え下さい。
試みる価値は十分あります。

Reference

1. Tatsu Miyoshi,Takeshi Kashiwabara,Atsuko Asahi,Tatsuji Kataoka,Takashi Maruyama,Rika Okada,Yoji Uemae,Tadao Ohno.
Complete remission of chemo-refractory multiple-metastatic upper tract urothelial carcinoma by autologous formalin-fixed tumor vaccine.
Clin. Case Rep. 2017;5(11):1780-1784.

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「混合診療禁止」政策により、保険診療機関である大病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックの外来にてごく簡単に、自由診療にて実施できます。

既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。

新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも連携方式で開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。Web会議にて直接説明申し上げます。

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★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★

自家がんワクチンは生きている細胞を含まないため培養不要で、 再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。

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