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自家がんワクチンと低用量抗がん剤治療で、まだまだ頑張れます

症例のご紹介

肺がん術後で、何年もたってから、がん性胸膜炎を起こし胸水が溜まる再発があると、その治療にはベテラン医師でもかなり苦労します。まして患者様が「もう標準的な化学療法は嫌だ」となれば、打つ手は限られてきます。

……あとは緩和ケアへ…….

とされる先生方も多いことでしょう。

2011年12月14日、弊社から発信した セルメディシンニュースNo.141にあるように、標準的な化学療法を続けるよりも、「進行肺がんでは、緩和ケアの方がかえって長生きできる」からです。

しかし、2015年06月23日に掲載された銀座並木通りクリニック・院長・三好立先生のブログ
( http://ameblo.jp/gin-nami/entry-12042159587.html )
では、

「肺がん術後・自家がんワクチン+低用量抗がん剤治療」

の症例(CMI2282)が紹介されています。 この方は70歳代、男性、肺がん術後4年後に、

がん性胸膜炎を起こしがん性胸水が溜まっている再発肺がん

の方でした。

自家がんワクチン投与1か月後に、 「ドセタキセル5mg/body+エンドキサン50mg/body 週1回投与」を4ヶ月継続されました。この低用量抗がん剤治療では、副作用はありません。

肺がんの腫瘍マーカーであるCEAが、当初の18.1ng/mLから26.1ng/mLまで上昇したのにもかかわらず、

自家がんワクチン投与3ヶ月後(低用量抗がん剤治療開始2か月後)

から急速にCEA値が低下し始め、自家がんワクチン投与5ヶ月後の現在では、15.4ng/mLまで下がっています。この間、がん性胸膜炎は増悪せず、おとなしい状態のままです。

従来より、「自家がんワクチンはどのくらいで効いてきますか?」という患者様からの問い合わせには、「おおまかですが、3ヶ月はかかります」と弊社からはお答えしてきました。

この症例は、低用量抗がん剤治療を併用していても、やはり、 「自家がんワクチンが効いてくるまでには3ヶ月ほどかかるという典型例だろうと推定されます。

三好立先生のブログは、素人にも非常にわかりやすく、CEAの経過グラフも、胸部レントゲン写真も掲載されていますので、ぜひご覧願います。