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肺がん

自家がんワクチン療法を受診、その後、2020年12月末時点までにフォローアップ調査した肺がん症例のうち、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下の表と、その下の代表的症例にまとめました。

評価済み症例のうちの有効例~無効例中44.8%で、臨床的に見てなんらかの改善効果(有効例 + 1年以上の長期不変・長期無増悪例)が見出されております。

(ご案内:このページは、掲載責任者であるセルメディシン株式会社が医療機関ではなくバイオ研究開発企業であることから、症例報告を掲載しても厚労省の「医療広告ガイドライン」には抵触しないことを、茨城県保健福祉部厚生総務課に確認済みです。)

下表の改善率-1の定義は → こちらです

注意 !: 進行肺がんでは、強力な化学療法を続けると、かえって命を縮めます(Temel JS, Massachusetts General Hospital, 2010)。
. 無理な化学療法ではなく、副作用が出ない範囲の抗がん剤投与量に抑え、自家がんワクチンとの併用を検討してください。

がん種
全症例数 175
1:有効 8
2:長期不変・無増悪
(1年以上)
31
3:不変
(6ヶ月以上1年未満)
11
4:無効 37
改善率1:
(1+2)/(1+2+3+4)
44.8%
5:経過観察中 2
6:投与中止 5
7:転帰不明追跡不能 72
改善率2:
7.転帰不明も
無効とした場合
24.5%
8:未投与 9
9:未評価 0

注) 改善率1=(1.有効+2.長期不変・無増悪)/(1.有効+2.長期不変・無増悪+3.不変6ヶ月以上1年未満+4.無効例数)   → もっとみやすい改善率-1、改善率-2、表中の項目1~9の定義は → こちらです

代表的症例

〔症例0109〕 (すばるクリニック)
 64歳、男性、肺がん脳転移、骨転移あり、放射線処置済み、歩行困難。2004年6月自家がんワクチン投与(この時すでに、左耳聴力減少、複視、左顔面マヒあり)。2005年4月時点で左耳聴力低下、複視、左顔面麻痺増悪。2007年1月死亡。

(注)肺がんが骨に転移した場合、本質的な治療法はありません
. 2020年10月5日、日本癌治療学会から更新された肺癌診療ガイドライン(2019年版)が出ています。そこには、骨に転移した肺がんに対し、
. ・放射線治療を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1,合意率:100%〕
. ・エビデンスの強さ A
とありますが、それでも、生存期間中央値は1年にも満たないとされています。
. つまり、エビデンスがあるという放射線治療であっても、一時的に骨の痛みを改善する「姑息的治療法に過ぎない」ことにご注意願います。

. この方は、自家がんワクチン療法受診時に、すでに肺がんの多発転移があるステージIVで、末期がん状態であったと考えられます。おそらく、脳転移が徐々に増悪していったためマヒ症状が重くなったと考えられますが、自家がんワクチン投与から亡くなるまでの生存期間は2年7ヶ月に及びます
. この間、骨転移に関する再発の報告はありません。

 この症例のみでは、もちろん統計学的なエビデンスにはなり得ませんが、
   生存期間中央値は1年にも満たない
   (半数が1年未満で亡くなる)
という現実からすれば、2年7ヶ月も存命であったことは、自家がんワクチンによる予後改善に希望を持っていただける症例報告であると考えられます。

. より詳しくは、→ こちらのトピックスをご覧ください

〔症例0144〕 (尾道総合病院)
胸水混濁アデノカルチノーマ姑息的手術症例。腫瘍マーカーであるCEAとCYFRAがワクチン接種後(2004.09-10)一時上昇したにもかかわらず(スードプログレッション/ニセの増悪と考えられる)、接種3ヶ月後から減少しはじめ7ヶ月間減少し続けた。この間他療法は一切行っていないため、腫瘍マーカーの減少は明らかに自家がんワクチンによるもの。

CMI0133.png

1年後に(2005.10)左腕頭静脈前方リンパ節転移をPETにより発見、局所放射線治療実施(上図の右端時点で)、リンパ節転移巣消失、腫瘍マーカーCEAが正常化。ワクチン接種後3年経過時、QOLは問題なく、2009.10現在も腫瘍マーカーの再上昇も全くなく、健在。

(2011.11.20追記:上図右端の時点でリンパ節転移が見つかり、そこに放射線照射、以後4年以上完全寛解状態が続いている。通常、肺がんリンパ節転移があった場合、その場所だけなら放射線で治せても、未照射の他のリンパ節で多発再発する例が多いため、この症例では、いわゆる自家がんワクチンの「地固め効果」によるものと推定されている。→ 倉西文仁 他、第8回がんワクチン療法研究会、東京、2011.11.19)

〔症例0292〕 (尾道総合病院)
. 肺がんと乳がんの重複がんであった方。肺がん、乳がんとも相互に独立に発生したと病理診断された。2005年9月 右下葉切除術+縦隔リンパ節郭清実施。10月 同病院にて非定型的乳房切除術実施。12月 両方の摘出がんを混合した自家がんワクチンを投与開始。2009年3月 時点再発なし。主治医評価により自家がんワクチン有効と判断。

〔症例0429〕 (七川医院)
(注)この方は、経過を丁寧にたどると前治療の化学療法とイレッサ投与が無効であったことがわかります。自家がんワクチン投与3ヶ月後に画像検査でがんサイズが不変となっています。しかも効果に関する主治医判断が2回入っています。
.   ↓
《肺がん治療経過》
2006年1月タキソール投与、CEA=11.7
. 3月ジェムザール投与、CEA = 24.8
. 4月 リンパ球療法1回目
. 5月イレッサ投与、CEA = 54.6、頭部に髄膜炎を併症
. 7月タキソール+パラプラチン投与、CEA = 107.1
. 7月末 リンパ球療法2回目
. 8月イレッサ投与、CEA = 118.4
. 9月 自家がんワクチン接種開始
. 10月3回目ワクチン終了。DTH-2反応テスト陰性。
2007年1月、MRI検査にて不変となったが、CEA=300とまだ高い。
 5月主治医より電話あり、end-stageだがご存命、自家がんワクチンの効果ありと考えている。最末期と思われていたがイレッサ併用で7ヶ月経過。患者妻が感謝している。
. 7月主治医より、病状の進行が予測より遅く、ワクチンの効果があったのではとのこと。
. 8月末に没。
 終末期であるにもかかわらずそのまま存命継続。主治医による「予測よりも2倍以上の延命」となったため、自家がんワクチンが有効だったと判断。

〔症例0625〕 (銀座並木通りクリニック)
肺腺がんIIIa(T1N2M0)の術後で、2007年8月の病理診断書には、右肺上葉、低分化型腺がん、胸膜にもがんが浸潤静脈侵襲が散見される、と記載。リンパ節には34個中13個に転移が認められていた。2007年10月自家がんワクチン接種開始。だが腫瘍マーカーCA19-9は上昇。その後、頸部リンパ節に転移を発見、放射線治療追加、低用量化学療法(休眠療法)を経て、2012年7月無再発にて治療終了(頸部リンパ節転移巣は通常ならば放射線治療後に一時消失しても再発してくるが、それがない)。2015年1月無再発生存中。主治医診断は「根治」。

(注)この症例では、自家がんワクチン接種2ヶ月後に転移を発見しているため、一旦は自家がんワクチンが「無効」と考えられていました。腫瘍マーカーCA19-9値の上昇は転移のためです。しかし「無効」だったはずが、縦隔・右頸部リンパ節への放射線照射により自家がんワクチンの治療効果が引き出されて「有効」に評価が変化した症例です。従来の経験では「放射線治療+低用量抗がん剤治療」だけではここまで行かないことが多い(非照射野リンパ節で転移が多発してくる)ことから、重複治療効果として出たのではないかと推定されています。いわゆる自家がんワクチンの「地固め効果」と考えられる例です。現時点では、治った(根治)と診断されています。詳しくは、→ トピックス 2015.12.27 肺がん「根治」例が出ました–フォローアップ調査から をご覧下さい。

〔症例0985〕 (尾道総合病院)
肺がんのうちアデノカルチノーマ混合型サブタイプと確定診断された症例。原発巣の肺右上葉は手術。同時に切除されたリンパ節にも転移あり。術後化学療法は効果なく、脳・脾臓転移を発見(自家がんワクチン1コース目接種開始途上で)、脳・脾臓転移は自家がんワクチン接種完了後の放射線治療で消失放射線科医が驚いている(従来常識では、ここまで進行すると脳のガンマナイフによる放射線治療でも根治することはほとんどない)。
. 元気に歩いて通院してきた。免疫反応テスト-2は陰性、自家がんワクチン2コース目を追加接種したが、その後の免疫反応テスト-3も陰性。

(注) 本症例は(脳の手術なし、ガンマナイフによる放射線治療のみ)、この記載時点ですでに自家がんワクチン1コース目接種開始後11ヶ月、ガンマナイフ治療後8ヶ月たっています。著効例といってよいでしょう。
. 通常、肺がんで脳転移がある場合の予後は、岡山市立市民病院院長・岡山大学医学部脳神経外科教授・松本健五先生によれば、 「一般的に、診断後何も治療をしなかった場合の平均生存期間は1~2ヶ月程度です。また放射線治療のみでは3~4ヶ月、(脳の)手術および放射線治療を行い得た場合でも術後生存期間は平均10ヶ月に過ぎません。」 という厳しいもの。肺がんが脳に転移した場合の一般的な生存カーブは、http://gansupport.jp/article/cancer/lung/127.html に公開されています。

〔症例0996〕 (東海クリニック)
2009年8月、自家がんワクチン接種、DTH-2テストは陽転。来院時点ですでに腫瘍残存、胸水貯留あり、地域がん治療の中心的病院の前治療医から見放されたという終末期だった。抗がん剤療法と考えられる前治療の詳細は不明。8月以後、その中心的病院からは2ヶ月ごとに患者死亡?との問合せがあったため、来院時の推定余命は(前治療医はおそらく3ヶ月以下と考えていたようである)、間違いなく6ヵ月以下。ワクチン接種後、温熱療法を併用、2009年12月に腹水貯留を認めるまで4ヶ月間安定状態となった。以後増悪するも2010年7月時点(ワクチン接種開始より11ヶ月)で生存中
. 本症例は、温熱療法の経験が長い現主治医によれば(温熱療法のみよりは)「自家がんワクチン+温熱療法」の延命効果はあったとの判断であった。

〔症例1574〕 (銀座並木通りクリニック)
手術時のがんサイズが5 cm以上もある場合、予後不良となるのは容易に予想されているが、この症例は11~12 cmもあった。
. 症例は、60歳代女性、こぶし大の大型肺がん。術前は、血痰、39-40℃の発熱、全身衰弱というギリギリの厳しい状況。術後、がん周囲への浸潤、リンパ節転移も見つかっていたため、自家がんワクチンを投与した主治医が、3年後に消息調査の為,娘さん(医療関係者)に電話をいれたときは、内心、『再発して,すでにお亡くなりになっているかな・・・』と思っていたという。

しかし、予想外で『再発もなく,とても元気です』、そして『自家がんワクチンが効いていると思います』、とのこと。身内とはいえ医療関係者の評価であることから、的外れとはとても思えない著効例である。術後、5年経過後、主治医から「完治」との診断が出ている。

この症例報告があったもともとのブログは → こちらです
主治医からの「完治」宣言は → こちらの院長ブログをご覧ください

〔症例2282〕 (銀座並木通りクリニック)
77歳、男性。2011年4月肺腺がん摘出術施行。右上葉・径40mm、胸膜浸潤軽度、ほか転移なし。ステージIBで右上葉切除、リンパ節郭清。2014年4月胸膜播種、肺がん再発、がん性胸水あり、ステージIVの診断。他部位に転移なし。ただし、2014年4月と10月のCTを比較したところ、わずかに胸膜播種が増加している。
 標準抗がん剤治療を勧められるも希望せず、2014年12月自家がんワクチン接種開始。その後、低用量抗がん剤治療を併用導入した。
 自家がんワクチン投与開始時CEA=18.1、1ヶ月後=24.2、2ヶ月後=25.8、3ヶ月後=26.1、4ヶ月後=19.6、5ヶ月後=15.4、6ヶ月後=14.1
 がん性腹膜炎はその間、特に胸水が増えてくるでもなく、胸部レントゲン上は著変なし。副作用はいっさいなし。主治医によれば、3ヶ月目あたりからの腫瘍マーカーの顕著な減少は低用量抗がん剤治療にワクチン効果が乗っかった併用効果と推測、「がん性胸膜炎がピタリと鳴りをひそめている現実を良しとする」とのこと。
 以後、2016年9月まで低用量抗がん剤治療継続、その後、他院でオプジーボを投与。11月に生存確認。
 「主治医の評価による何らかの臨床上の好ましい反応」により自家がんワクチンは有効と評価。

〔症例2507〕 (ふる里クリニック)

小細胞肺がん。受診していたがん専門病院の主治医からは「2ヶ月以上は生き延びられない」と言われていた。2015年12月初旬の術後に、(免疫チェックポイント阻害剤・オプジーボ(非小細胞肺がんでは承認)の臨床試験登録を待ちきれず)、自家がんワクチンと放射線治療を受診。以後、腫瘍マーカーも正常化。2016年8月現在、元気一杯でゴルフをやっている。未だオプジーボは使用しておらず、がん専門病院の呼吸器外科でも不思議がっている

(注)本症例も、がん専門病院では無視されていた放射線との併用により自家がんワクチンの治療効果が引き出され、「劇的な延命効果」が現在も進行中の症例です。一般に小細胞肺がんは進行スピードが非常に早く、「肺がんの中で最も侵攻性の臨床経過をとり、診断後の生存期間中央値はわずか2~4ヵ月である」、「このタイプのがんのすべての患者は、診断を受けた時点で臨床試験への参加を検討されることが適切である」(がん情報サイト、PDQ®日本語版(医療専門家向け))とされているほど、タチの悪い肺がんの一種です。