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子宮がん

自家がんワクチン療法後、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下の表とその下の代表的症例にまとめました。

がん種 子宮頸 子宮体
全症例数 34 37
1:有効 2 1
2:長期不変・無増悪
(1年以上)
4 5
3:不変
(6ヶ月以上1年未満)
1 1
4:無効 16 10
改善率1:
(1+2)/(1+2+3+4)
26.1% 35.3%
5:経過観察中 1 0
6:投与中止 1 4
7:転帰不明追跡不能 5 12
改善率2:
転帰不明も
無効とした場合
21.4% 20.7%
8:未投与 1 2
9:未評価 3 2

注) 改善率1=(1.有効+2.長期不変・無増悪)/(1.有効+2.長期不変・無増悪+3.不変6ヶ月以上1年未満+4.無効例数)   → もっとみやすい改善率-1、改善率-2、表中の項目1~9の定義は → こちらです

代表的症例

〔症例0104〕 (すばるクリニック)
子宮頚部扁平上皮がん、広汎性子宮全摘、リンパ節転移あり1ヶ所郭清。扁平上皮癌に対する抗がん剤の効果はあまり高くないため化学療法をせず、2004年5月自家がんワクチン療法を施行。再発なく5年経過。

〔症例0122〕 (すばるクリニック)
子宮体がん、04年8月自家がんワクチン接種、その原料は5年前(1999年)の手術摘出組織。免疫反応テスト-2陰性、しかしガングリオーマが半分になった。05年7月時点では右鼠径リンパ節肥大があり自家がんワクチンは無効と一時判断していたが、化学療法なしでもその後の経過良好、10年6月現在も問題なく、通院中。

) 自家がんワクチンは、他のがん免疫療法でもときどき観察されていますが、接種後もがんが増悪し続けるも、数ヶ月後になってがんが縮小をはじめ有効となる場合があります。典型例としては、肺がんの〔症例0144〕の腫瘍マーカーCEAの変化をご覧下さい。自家がんワクチン接種後3ヶ月間は増大していますが、その後、減少に転じています。→ 肺がん

〔症例0490〕 (たけだ免疫・遺伝子クリニック)
子宮頸癌IIb期、リンパ節転移なしだが、微小肺転移あり。自家がんワクチン接種後、1年5ヶ月経過時、進行なし。自家がんワクチン後、LAK細胞療法+温熱療法でフォロー中。

〔症例0875〕 (陳瑞東クリニック)
1988年卵巣嚢腫を経験、08年12月子宮体がんを手術。08年12月の細胞診では類内膜腺がんG2とされており、子宮体がんと確定診断されている。完全切除とされていたが、リンパ節転移あり(stage IVa)、しかも骨盤リンパ節も郭清はしていない。09年2月自家がんワクチン接種後は無治療、10年6月現在まで16ヶ月間再発なく、正常、腫瘍マーカーも正常。

 

〔症例1222〕 (陳瑞東クリニック)
2010.07 病理組織学的診断は子宮内膜間質肉腫、high grade、リンパ管侵襲(+)、血管侵襲(++)という方。術後再発を覚悟しなければならない状況にあった。2011.05自家がんワクチン投与開始。2015.01現在、再発なく正常。月2回ビタミンC 25gの点滴静脈注射も続けているという。

〔症例2329〕 (銀座並木通りクリニック)
子宮頸部小細胞がん(下図a)。予後不良と考えられ、これまでに確立した治療法がない(日本癌治療学会、子宮頸がん治療ガイドライン)。この方も6コースの抗がん剤治療でやはり無効。自家がんワクチン接種後、免疫チェックポイント阻害剤(キートルーダ)1mg/kgで3週おき,3回投与。広範な骨盤内リンパ節転移(b)に放射線を照射(ただし肝臓は避けて)、CT画像上は、骨盤内リンパ節の縮小傾向を認め、観測されていた肝転移巣は一時的に増大、以後縮小(c)。血中腫瘍マーカーNSEも減少、治療による副作用は認めていない

(a)病理画像
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(b)白矢印が骨盤内リンパ節転移
Fig.1B----

(c)肝転移巣の変化(白矢印)
Fig. 3-photo

矢印が示すやや暗い部分が転移巣。一時的に増大後、縮小した。

原著論文は → こちらのページに詳しい案内があります