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膵臓がん

自家がんワクチン療法後、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下の表とその下の代表的症例にまとめました。

がん種
全症例数 62
1:有効 2
2:長期不変・無増悪
(1年以上)
6
3:不変
(6ヶ月以上1年未満)
2
4:無効 19
改善率1:
(1+2)/(1+2+3+4)
27.6%
5:経過観察中 4
6:投与中止 5
7:転帰不明追跡不能 8
改善率2:
転帰不明も
無効とした場合
21.6%
8:未投与 5
9:未評価 11

注) 改善率1=(1.有効+2.長期不変・無増悪)/(1.有効+2.長期不変・無増悪+3.不変6ヶ月以上1年未満+4.無効例数)   → もっとみやすい改善率-1、改善率-2、表中の項目1~9の定義は → こちらです

代表的症例

〔症例0053〕 (土屋病院)
直径3cmの肝転移巣あり。だが増殖が遅いため自家がんワクチン接種。実施後のCTで2cmに減少したとのこと。しかし、その後急速に悪化。死後、胆管がんとの重複癌であったことが判明。

)この症例では、自家がんワクチンによる非常に高い選択的な作用(狙い撃ち作用)があったことを示しています。作製原料とした肝転移巣が膵がんだったため膵がんには有効だったのですが、重複していた胆管がんが自家がんワクチンの影響を全く受けず、結果的に無治療状態となったため急速に悪化したものです。なお、この症例は「その他のがん」の中の「重複がん」に分類されているため、上記の表中の数値には含まれていません

〔症例0621〕 (銀座並木通りクリニック)
2006.06、膵頭部がんに対して膵頭十二指腸切除、術後補助化学療法(ジェムザール、 当初1500mg/body/隔週、2007.01からの累積で21回 )施行 、07.10自家がんワクチン接種、以後08.10現在でも低用量ジェムザール投与継続( 1000mg/body/隔週、 累積20回以上 )、 腸間膜リンパ節転移巣(赤い矢印の先)が1年以上の長期不変となっている。このリンパ節転移は重要で、外科医としては再発リスクは非常に高い症例であったと判断していた。しかし、2010.12末までの間にほとんど見えなくなった

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