36. 「がん」はもともと発生した場所により性質が異なると聞いています。私の場合、もともと副腎に発生した「がん」で、現在問題となっているのは肺に転移した「がん」です。このような場合にも効果はありますか? 自家がんワクチンやがん免疫療法のみなさまから寄せられる質問とその回答をご紹介します。

よくあるご質問

36. 「がん」はもともと発生した場所により性質が異なると聞いています。私の場合、もともと副腎に発生した「がん」で、現在問題となっているのは肺に転移した「がん」です。このような場合にも効果はありますか?

自家がんワクチンは、第I相/第Ⅱ相早期臨床試験で、肝がんに対する再発抑制効果・全生存期間の延長が実証されています(Clinical Cancer Research, 10: 1574-1579, 2004)。肝がん以外の「がん」でも、ワクチンの作り方は同じですし、そのがん組織自体を原料に使用しますので、その中に潜んでいる異常目印(TAA、がん抗原)を認識できるようにワクチンが体内でキラーリンパ球の活性化に成功すれば、その「がん」がどこに転移したとしても、同じように効果があると考えられます。

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