新型コロナウイルス感染:化学療法中のがん患者さんは特に危険です 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

新型コロナウイルス感染:化学療法中のがん患者さんは特に危険です

新聞・雑誌・テレビ 

新型コロナウイルスに感染した場合、肺炎を起こすと非常に重症化し、危険です。すでに報道されているように、高齢者では死亡例が多発します。

これは何故かといえば、高齢者は若年者に比べ、普段からはっきりと免疫力が低下しているからです。

象徴的なのは、高齢者では、骨髄で増えた幼弱なリンパ球が分化増殖する場所である「胸腺」が委縮していることです。

胸腺で、さらに増え選別され訓練を受けて、外敵に対抗できるようになったリンパ球の数は、高齢者では減少しています。

胸腺を通過し、強力な体内兵力となるリンパ球には、異常細胞を殺すキラーT細胞、これを助けるヘルパーT細胞があります。

健常人でも、毎日、数千個のがん細胞が発生しています。キラーT細胞がパトロールしていて、これをせっせと殺して廻っているのが体内の世界です。

がん患者さんでは、運悪く、殺されずに生き延びたがん細胞が猛烈に増えるため、がんの塊として発見されます。

そこでは、がん細胞とキラーリンパ球が体内で戦争状態になっていますが、がん治療開始前では常にキラーリンパ球側が劣勢です(優勢ならがんが塊にまで育つのを許しません)。

がん化学療法では、抗がん剤によってがん細胞の増殖を抑え、キラーリンパ球を優勢にして、結果としてがんの塊を小さくするのが目的です。

【ご注意】
. 抗がん剤ががん細胞を直接殺す作用だけでがんの塊が小さくなるわけではありません。免疫細胞による戦いのバックアップが必要なのです。

こちらを参照してください。
.  
. がん化学療法も、結局はがん免疫反応に依存している

がん化学療法では、現在でも、低分子抗がん剤を使うのが主流です。例えば、乳がん治療用だけでも何十種類もあります。医師でも覚えきれないほどです。

こちらをご覧ください。↓

https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/drug_therapy/anticancer_agents/cancer.html?13

実は、これら抗がん剤には「劇薬」「毒薬」に指定されているものが多数あります。

強力な抗がん剤であるシスプラチンはその代表例と言えるでしょう。この薬の添付文書の規制区分欄には「毒薬」と明記されています。

このため、少しでも使いすぎると、白血球が激減し、感染症を起こしやすくなって、危険なのです。

このようながん患者さんに新型コロナウイルスが感染したら、ウイルスが体内で爆発的に増え、強い肺炎を起こす可能性が高くなります。

先週(3月27日)の米国腫瘍学会(ASCO)からのニュースで紹介されているHealthDayの記事(3月25日付)では、化学療法中のがん患者さんでは、がん治療スケジュールを遅らせる必要があることがある、と警告を発信しています。
.  
https://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/coronavirus-1008/covid-19-may-force-some-cancer-patients-to-delay-treatment-756086.html

ただし、「米国の感染症対策ガイドラインでは対処法ができていて、がん化学療法や免疫療法を変更/保留しなければならないという直接的な証拠はない」、とのことですが、現在、米国では新型コロナ感染者数が激増中で、もはや対処不可能なパンデミック状態です。いつまでがん患者さんが安心していられるか、極めて怪しい雲行きです。

本邦のがん患者さんで、化学療法中の方は、特別の警戒が必要です。

この際、白血球数が激減する前に、他の治療法がないか、早々に主治医とよく相談することをお勧めします。

少なくとも、弊社の「自家がんワクチン」は白血球数を激減させることはなく、むしろ逆に増やす作用があります(Ref. 1)。

乳がん症例では、リンパ球数も統計学的に有意に増え、その中の免疫力の増強を示す、
.  「ヘルパーT細胞/制御性T細胞」の比
も14%も向上しますので(Ref. 1中のSupplementray Materials)、主治医の先生とご相談するときに思い切ってお話ししてみて下さい。

Reference

1. Kuranishi F, et al.
Rate of Clinical Complete Response for 1 Year or More in Bone-Metastatic Breast Cancer after Comprehensive Treatments including Autologous Formalin-Fixed Tumor Vaccine.
Int J Breast Cancer 2018;Article ID 879406.
https://doi.org/10.1155/2018/4879406

この論文の中のSupplementary Materialsをクリックしますと、白血球数の表がダウンロードできます。ここに、
.  「ヘルパーT細胞/制御性T細胞」の比
が出ています。
こちらです ↓
https://downloads.hindawi.com/journals/ijbc/2018/4879406.f1.pdf


【ご案内】

**********△▲***▽▼********************△▲***▽▼***********
最先端のがん免疫療法について知りたいと思いませんか?
他では手に入らない知識を提供しています。

このニュースは、2000人以上の方々に発信しております。
さらに読者を募集しています!!

◎ 新たに配信をご希望の方、
○ メールアドレスを変更した方、
● 今後は配信停止をご希望の方、

こちらからどうぞ。
→ https://cell-medicine.com/registration/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
抗がん剤が効きにくい“スローな癌”こそワクチンで
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

自家がんワクチンは、しっかりした学術論文群に
支えられている科学的根拠のあるがん免疫療法です。

学術論文群は、こちらにあります。↓
https://cell-medicine.com/company/publications/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大病院の先生方へ:

「混合診療禁止」政策により、保険診療機関である大病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにてごく簡単に、自由診療にて実施できます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。必要な投資額はわずか30万円前後です。

新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも連携方式で開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。直接説明に伺います。

大病院から小型診療所まで、どこでも簡単に実施可能です。しかも肝がんでは、すでにランダム化比較対照臨床試験で有効性が証明されているエビデンスレベルの高いがん免疫療法です。

★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★

自家がんワクチンは生きている細胞を含まないため培養不要です。また、組織を再生させるものではなく再生医療等安全性確保法でいう「再生医療製品」に該当しないためです。

**********△▲***▽▼********************△▲***▽▼***********

セルメディシン株式会社
TEL:029-828-5591、FAX:029-828-5592
E-mail: tkb-lab@cell-medicine.com

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

ご相談は無料です。
お気軽にお問い合わせください。