自家がんワクチン(脳腫瘍版)による医師主導治験に公的支援 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

自家がんワクチン(脳腫瘍版)による医師主導治験に公的支援

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2020年7月以来、セルメディシン株式会社が参加してきた、東京女子医科大学・筑波大学を中心とする医師主導治験、

Cellm-001による初発膠芽腫治療効果無作為比較対照試験
. (Cellm-001は、セルメディシン株式会社が開発する自家がんワクチン(脳腫瘍版)の開発番号です)

では、2020年度・2021年度において、日本医療研究開発機構(AMED)から、

「橋渡し研究戦略的推進プログラム」

の研究開発資金を、筑波大学T-CReDOと共同で獲得してきました。しかし、このプログラムからの支援は本年3月31日で終了となります。

そこで、2022年度・2023年度に向けて弊社におけるCellm-001の研究開発を推進するため、今度は弊社から、AMEDの、

創薬支援推進事業・希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業」(プレオーファン事業)

に応募しておりましたところ、AMEDの課題評価委員会では「実用化の可能性がある」とされ、この度、AMEDから開発資金の一部補助の決定がなされました。

プレオーファン事業の採択結果は、3月22日にAMEDから公開されました。
こちらです ↓
https://www.amed.go.jp/koubo/11/02/1102C_00036.html

令和4年度の弊社の事業内容は以下のとおりです。
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 今回の医師主導第III相治験では、被験薬群・対照群
を含めた全体で初発膠芽腫112例の症例登録を行う予定
であり、過去1年間で明らかになりつつある自家脳腫瘍
免疫賦活剤Cellm-001の優れた安全性を基に、当年度も
途切れなく第III相治験を継続していくことを目的とす
る。2022年2月末現在の症例登録数は既に33例に達して
いることから、今後新型コロナウイルスによるパンデミ
ックが終息すれば、当年度は44例程度の新規症例登録が
あると期待している。治験全体として症例登録が終り次
第、その後2年間の観察期間を経てからランダム割付の
キーオープンをすれば、統計解析によりCellm-001の有
効性が検証できると見込んでいる。
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資金力のない小型ベンチャー企業である弊社にとっては、自家がんワクチン(脳腫瘍版)の開発プロジェクトがAMEDに認められたこと自体がたいへん有難い公的支援となります。

これもひとえに、今回の医師主導第III相治験に参加されている大学の脳神経外科の先生方のご尽力の賜物と深謝申し上げます。

既に11大学が今回の治験に参加しています。この情報はこちらです ↓
https://cell-medicine.com/cases/clinical-trials/

さらに2022年度から、獨協医科大学、大阪市立大学の脳神経外科が参加されます。

今回の治験完了までには、観察期間を含めてあと4年程かかりますが、

“最悪中の最悪のがん”

と言われる脳腫瘍のうちの膠芽腫の治療法の樹立に向けて、大学の先生方とともに弊社では患者様のために渾身の努力を続けて参ります。

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注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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