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やはり難しいがんのCART療法–生きている免疫細胞による治療の困難さ

他のがん免疫療法について

2016/9/7に発信された、 「日経バイオテクONLINEメール Vol.2517」 に、
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Novartis社のCART療法を開発するユニット解散で思ったこと
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という記事が掲載されています。
→ https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/mag/btomail/16/09/06/00108/

(Windows Internet Explorerからアクセスする方で、もしクリックしてもページが出現しにくい場合は、キーボードのShiftキーを押しながらクリックしてみて下さい)

このタイトルを見ただけで、「案の定、、、、、」と思ったのは筆者だけではないのではないかと思います。

CART療法というのは、血中を流れる一般的なリンパ球のうち、T細胞の遺伝子を改変して、特別のがん抗原だけに結合するT細胞受容体を人工的に発現させ、それをまた元のT細胞を取りだした患者の血中に戻し、患者のがんを治療しようという方法です。がん免疫細胞療法の一種で、遺伝子治療技術も含みます。

米国ペンシルバニア大のDr. Juneが実用的なCART療法を開発し、Bリンパ腫の治療に成功を収めたため、スイスの超巨大製薬企業であるノバルティス社が目をつけ、米国に工場を立ててまで推進しようとしていたものです。

しかし、大問題の一つはそのコストでした。なんと、1回5000万円超とアナウンスされています(2015/12/30段階で)。
→ http://medicalinsight.hatenablog.com/entry/2015/12/30/235516

筆者は、もともと細胞培養を専門としていて、セルバンクを設立し、本邦最大の公的セルバンクに育成した経験がありましたから、細胞培養技術をもってビジネスにしようとする場合の大変さ、すなわち生きている培養細胞の管理の大変さについては、知悉しております。

セルバンクにてがん免疫細胞療法の研究を開始した初期には、活性化リンパ球療法、細胞傷害性Tリンパ球(CTL)療法、ナチュラルキラー(NK)細胞療法も開発し、臨床研究も実施、実際に救命に成功した症例もでていました。代表例は、一流の専門誌に掲載されています。
→ http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Clin+Cancer+Res+9%3A+3294-3302%2C+2003

がんの免疫細胞療法では、1回の治療ではとても済みません。本当に有効ながん治療法に仕立てようとすれば、何回も何回も繰り返し投与することになります。また、確かに患者様のがん細胞を殺せるかを確認する免疫細胞の活性検査の費用もかさみます。

結果的には、1人の方の治療に、家1軒分の費用がかかってしまうという経験をしました(当時は手持ちの研究費で何とかカバーできましたが)。

当然ながら、CART療法でいう1回5000万円超もの莫大なコストでは、一人ひとりの患者様が負担できるはずもありません。社会的に寛容できる限界を超えてしまい、批判(というよりもあからさまに非難)されることが目に見えているため、さすがのメガファーマ・ノバルティス社も新規の研究開発を打ち切ったのだと思われます(既存の開発は継続するそうですが)。

筆者の場合は、生きている細胞培養が不要「自家がんワクチン」を開発し、小型車1台分の価格まで圧縮できる技術開発を経て、2001年に起業、自由診療で提供し始めました。

それでも高価だと見られているが現状ですが、救命できている症例もしっかりとありますので、
→ こちらです
家1軒分の費用よりは、はるかに有利であることをお認めいただければ幸いです。

【ご案内】
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弊社の提携医療機関でも、保険診療の認可を待たず、自由診療にて弊社の「自家がんワクチン+ニボルマブ」併用療法を採用しているクリニックが続々と登場しています。どこが採用しているかは、弊社にお問い合わせ願います(TEL:029-828-5591)

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このメールニュースを、ぜひ知人に転送願います。このニュースは、2000人以上の方々に発信しております。

◎ 新たに配信をご希望の方、
○ メールアドレスを変更した方、
● 今後は配信停止をご希望の方、

こちらからどうぞ。
→ https://cell-medicine.com/consultation/form_02.html

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大規模病院の先生方へ:

「混合診療禁止」政策により、大規模病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにて簡単に実施できます。

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既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。必要な投資額はわずか30万円前後です。新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。直接説明に伺います。

大病院から小型診療所まで、どこでも簡単に実施可能です。しかも肝がんでは、すでに無作為比較対照臨床試験で有効性が証明されているエビデンスレベルの高いがん免疫療法です。

★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★

自家がんワクチンが、生きている細胞を含まないため培養不要で、再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。

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患者様向けには、「自家がんワクチン療法」のホームページをご案内下さい。わかりやすくやさしく記載してあります。
こちらです。 ⇒ http://cell-medicine.com/

弊社は、理化学研究所発ベンチャー&筑波大学発ベンチャーです。