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(続)大腸がん肝転移巣手術後の補助化学療法は意味がない

最新の学会から

前回のセルメディシンニュースNo.478で「大腸がん肝転移巣手術後の補助化学療法は意味がない」と報じましたが、その問題を今一度、過去のセルメディシンニュースを掘り返して考察してみたいと思います。

肝転移巣手術後に強い抗がん剤治療を行えば再発を防げるのではないか、と考え、それを確認しようとした大規模臨床試験が失敗した根底には、何があったのかを考えてみようというわけです。

弊社では、かねてより以下のような医師向けの「ドクター通信」と、一般の方向けの「セルメディシンニュース」を発信してきていました(現在は、内容が重複するため、「セルメディシンニュース」に統合しております)。

その中で以下の4本をご覧いただければ幸いです。
(長いURLをコピーして、ブラウザーのトップラインにペーストすれば当該ページが出てきます)。

2007.10.30 (ドクター通信No.107)
放射線治療にも細胞性免疫反応が必要

2013.02.20
がん化学療法も、結局はがん免疫反応に依存している

2014.01.30
がんワクチンと放射線治療の併用はタイミングが大切です

2019.01.07
がんの放射線治療は、実はがん免疫療法にもなっている

これらのニュースで弊社が伝えたいことは、放射線治療も、がん化学療法も、それだけではがん細胞を殺しきることはできない、残存がん細胞を結局は体内の免疫細胞が殺してしまうのでなければ、がんは治せないということです。

前回のセルメディシンニュースNo.478で報じた「大腸がん肝転移巣手術後の補助化学療法は意味がない」とは、
*****************
補助化学療法で使用したmFOLFOX療法では、オキサリプラチンの強烈な細胞毒作用で、免疫細胞(特にキラーリンパ球)の元となる骨髄細胞自体がダメージを受けてしまい、若くて元気なキラーリンパ球ができにくくなってしまうこと、

そして、毎回のmFOLFOX療法の直前に使う吐き気止めに含まれるステロイド剤(デキサメタゾン注)が、まだ体内に残っている若くて元気なキラーリンパ球を一挙に打ち落とす作用があること、
*****************
により、

肝転移巣手術後でも残存している少数のがん細胞を体内の免疫細胞が殺してしまうのを、mFOLFOX療法で妨げた結果なのではないかと考えられるのです。

もちろん、この考察を証明するためには、大腸がん肝転移巣手術後に、補助化学療法を施行するよりも、

(1)何もしない方がかえって長生きできることを臨床試験でしっかりと証明すること、

(弊社ホームページのトピックス欄の以下のページに学術論文:J Clin Oncol, DOI 10.1200/JCO.21.01032 から引用した図2Cを掲載してありますのでご覧ください。これでもまだ有意差がありませんので、何もしない方がかえって長生きできるという傾向を示唆していても、統計学的に「証明した」とは言えません)
→ こちらです

が必要です。さらに、

(2)何もしない方に、免疫刺激を加えた治療を施したとき、何もしないよりも確実に長生きできること、を証明できれば、大腸がん肝転移を治しきるのに免疫細胞の貢献が必要であることを、より明瞭に示すことができると思います。

この(2)の証明には、上記の学術論文に記載された臨床試験と同等以上の時間と大型の臨床試験費用がかかるでしょうが、厚労省の直轄の国立がん研究センター病院ならば実行できるはずです。

そしてその際、免疫刺激を加える治療法として、副作用のほとんどない弊社の「自家がんワクチン療法」を採用していただければたいへん有難く存じます。

何しろ、弊社の「自家がんワクチン療法」では、肝細胞がんの術後に実施すれば、再発を抑制し延命効果もあることが、既にランダム化第II相後期試験で証明されているのですから、術後補助化学療法の代わりとして役立つだろうと考えられるのです(Ref. 1)。

しかも、大腸がん遠隔転移巣が残存しているステージIVの症例であっても(個別症例報告レベルでまとまった臨床試験ではありませんが)、自家がんワクチンの効果があったことを示唆する多数の症例を経験しているからでもあります(弊社ホームページに掲載しています)(→ こちらです)。

References

1. Kuang M, et al.
Phase II Randomized Trial of Autologous Formalin-Fixed Tumor Vaccine for Postsurgical Recurrence of Hepatocellular Carcinoma.
Clin. Cancer Res. 10: 1574-1579, 2004.

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学術論文群は、→ こちらにあります。

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既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。

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自家がんワクチンは生きている細胞を含まないため培養不要で、 再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。

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