自家がんワクチンの有効例:珍しいタイプの脳腫瘍にも 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

自家がんワクチンの有効例:珍しいタイプの脳腫瘍にも

症例のご紹介 

脳腫瘍には、さまざまなタイプがあり、病理組織学的には150種類にも分類されています。
→ https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/brain_tumors/index.html

これまでに自家がんワクチン療法の対象となった脳腫瘍の症例数は総数で790例に達しています(2022年8月末現在)。

ほとんど全て悪性度の高い神経膠腫で、なかでも最も悪性度が高く、“最悪中の最悪”と言われる膠芽腫の患者様が主体です。

このうち、銀座並木通りクリニック
(ホームページはこちらです → https://www.ginzanamiki-clinic.com/ )
からの最新の報告では、

非常に珍しいタイプの脳腫瘍にも、自家がんワクチンが有効であった症例が見出されましたのでご紹介します。

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誤:〔症例1789〕→ 正:〔症例1734〕
(セルメディシンニュースNo. 509 では番号を間違えましたので、修正しました)

巨細胞膠芽腫(giant cell glioblastoma)という脳腫瘍の中では珍しい方ですが、悪性度は高く、グレードIVの膠芽腫の一種で、うち1%程度とされています(弊社でも未だ7例しか経験しておりません)。

今回見いだされたのは、2012年9月に大手病院で手術を受けた後、自家がんワクチンを(腫瘍組織量不足で1コース分3本できず)2本のみ接種した方でした。2012年11月に自家がんワクチン初回接種を受けています。

この程、手術後10年無再発生存を達成されましたので、主治医と弊社では、自家がんワクチンの効果があったと判断しております。

(“膠芽腫”の10年生存率はほぼ0%です。)
→ https://plaza.umin.ac.jp/sawamura/glioma/glioblastom/

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一般に、新薬の有効性に関する臨床データとしては、比較対照となる同一のがん種の患者群をとり、ランダムに2群に分けておいて、一方の群に新薬を投与、他方の群に有効性がないプラセボを投与して、生存期間を比較検討する、という方法で臨床試験を行った結果が採用されます。

しかし、珍しいタイプのがん種の場合、このような2つの患者群を準備するのは不可能になります。

こういう場合は、一人一人の症例について、新薬投与後の生存期間の絶対値を測り、過去のデータ(歴史対照群といいます)と比較する方法が採られます。

しかし、上記のような珍しいタイプのがん種では、過去のデータさえ得られない場合が多いのです。

そこで、脳腫瘍のうち最悪性の“膠芽腫”では、5年も生きられない、という経験則を適用して、10年も無再発で生き延びたのは、やはり自家がんワクチンが効いたのだ、という解釈をこの方の主治医と弊社ではしています。

【ご案内】
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自家がんワクチン療法は、しっかりした学術論文群に支えられている科学的根拠のあるがん免疫療法です。
学術論文群は、→ こちらにあります。

決していいかげんながん免疫療法ではありません。既に裁判手続を通じて、
・自家がんワクチン療法は、
. 「有効となる可能性がある」と公式に認められた
. と評価できております。
確定した判決文は、東京高等裁判所で、「令和3年(ネ)第5471号 損害賠償請求控訴事件」の閲覧手続きをとることで確認できます。

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抗がん剤が効きにくい“スローな癌”こそワクチンで
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大病院の先生方へ:

「混合診療禁止」政策により、保険診療機関である大病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックの外来にてごく簡単に、自由診療にて実施できます。

既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。

新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも連携方式で開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。Web会議にて直接説明申し上げます。

大病院から小型診療所まで、どこでも簡単に実施可能です。しかも初期投資も不要です。

肝がんでは、すでにランダム化比較対照臨床試験で有効性が証明されているエビデンスレベルの高いがん免疫療法です。

★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★

自家がんワクチンは生きている細胞を含まないため培養不要で、 再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。

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患者様向けには、「自家がんワクチン療法」のホームページをご案内下さい。わかりやすくやさしく記載してあります。
こちらです。⇒ https://cell-medicine.com/

弊社は、理化学研究所発ベンチャー企業 & 筑波大学発ベンチャー企業 です。

セルメディシン株式会社
〒305-0047 つくば市千現2-1-6-C-B-1
TEL:029-828-5591、FAX:029-828-5592
E-mail: tkb-lab@cell-medicine.com

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注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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