免疫チェックポイント阻害剤の逆効果に要注意 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

免疫チェックポイント阻害剤の逆効果に要注意

他のがん免疫療法について 最新の学会から 

 先月17日に公開されたばかりの論文で、意外な逆効果が免疫チェックポイント阻害剤にあることが発表さ れました(Ref. 1)。

 “ハイパープログレッション”という現象で、定義の仕方が研究者によって異なりますが、この論文では、

 がん増殖の速さを、

   免疫チェックポイント阻害剤の、
「使用前の速さ/使用後の速さ、の比(TGKR)」

で表し、 TGKRが2倍以上になった場合を、がんが急速に悪化する“ハイパープログレッション”と定義しています。

 この論文では、北京大学附属がん病院で、免疫チェ ックポイント阻害剤を使った消化器がん25例のうち、 5例でむしろ“ハイパープログレッション”になったと いうのです。

 5例中、3例は神経内分泌腫瘍で2例は腺がんでした。

 5例中、
4例は抗PD-L1抗体(アテゾリズマブ、商品名 テセントリク)で治療、
1例は抗PD-L1抗体に抗CTLA-4 抗体(イピリムマブ、商品名ヤーボイ)が併用されて います。

 何故、このような現象が出現するのか、解明されてはいませんが、重篤な副作用に十分注意するとしても、まだ、他にも危険な場合があることを、この論文は警告しています。

Reference

1. Ji Z, et al. Hyperprogression after immunotherapy in patients with malignant tumors of digestive system.
BMC Cancer 2019;19:705.

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