自家がんワクチンは固形がんの種類を問わずに使えます ~その3~ 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

自家がんワクチンは固形がんの種類を問わずに使えます ~その3~

その他の話題 

この解説はシリーズになっています。今回は「その3」です。

「その1」は2020.02.03に、「その2」は2020.02.10に、発信されています。また、それらの内容はトピッ
クスとして、弊社のホームページのトップページ
https://cell-medicine.com/
の真ん中あたりの左側に、
2020.02.03 自家がんワクチンは固形がんの種類を問わずに使えます ~その1~
から順に、緑色の文字ボタン形式で表示されていますから、クリックしてみて下さい。

以下は、その2の続きです。

(その2の末尾で)
その膨大な種類の「ペプチド」が載せられる「看板タンパク」も、上に述べたように、70億人分もの種類
があるのですから、「ペプチド」と「看板タンパク」の組み合わせの種類は、天文学的な種類数になること
は簡単にご理解いただけますね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
丁度、お店の看板が、お店ごとに形も大きさも様々で、その上にかかれた文字も様々であるイメージです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と書きました。

************************************************

このように、「看板タンパク」の上に書かれた文字にあたる「ペプチド」という「印」が違うため、
**********
がんの種類によって、いや、同じがんの種類でも患者さん個人個人によって、いやいや、一人の患者さん
の同じがんでも、最初にできたときと別の場所に転移したときによって、ときには同じがん組織の中のがん
細胞ごとに

**********
違っているとしても、それを見分ける眼さえあれば、人体を構成する37兆2,000億個もの正常な細胞の中か
ら、
「変なヤツはこいつだ」
ということがわかります。

では、「それを見分ける眼」とはいったいどんなものでしょうか?
この問題を解ければノーベル賞をもらえます。

(待てよ、もう利根川進博士が1987年にノーベル賞をもらってしまったので、同じ問題を解いてもだめです
ね)。

************************************************

この問題、実は、キラーT細胞の表面にでている
「T細胞受容体」
が鍵を握っています。

鍵というよりは、「看板タンパク」の上に書かれた文字にあたる「ペプチド」の方がカギで、「T細胞受
容体」というくらいですから、むしろ鍵穴があるロックの方にあたります。
がんの種類によって、いや、同じがんの種類でも患者さん個人個人によって、いやいや、一人の患者さん
の同じがんでも、最初にできたときと別の場所に転移したときによって、ときには同じがん組織の中のがん
細胞ごとに
」、
違っている鍵とそれを受け入れる鍵穴とロックも、当然ながらものすごい種類があるはずなのに、

なぜ、「自家がんワクチンは固形がんの種類を問わずに使えます」と、この解説シリーズのタイトルでい
うのか、が前回からの疑問でした。

そこで、よく考えてみて下さい。

看板も、その上の文字も、それらの組み合わせも、天文学的な膨大な種類があるとしても、ですよ、
.  看板を見てお店に入って買い物をするという行為自体に注目すればいいのです。
これがキーポイントになります。

お店に入ってからすることは、商品を選んでお金を払って商品を受け取ってくることですが、
実は、このパターンは、看板も、その上の文字も、それらの組み合わせも、天文学的な膨大な種類がある
としても、皆同じです。

この言い方を、がん免疫療法の言葉に置き換えれば、
**********
キラーT細胞(CD8)ががん組織の中に入ってからすることは、
がん細胞に狙いをつけてべったりくっつき、パーフ
ォリンという細胞膜に穴開け作用をするタンパクや、
グランザイムという強力な破壊作用をするタンパク
を、狙いをつけたがん細胞にブチ込んでくる、

**********
となります。
(なにも、強盗をお勧めするわけではありません、たとえ話ですから、悪しからず)

つまり、相手のがんの種類がなんであろうと、同じパターンに持ち込めばよい、というわけです。

でも、このとき、どうやってキラーT細胞(CD8)を
)がん組織の中に入り込ませるか、
)がん細胞にべったりくっつかせるか、
が問題です。

実は、筆者は()の問題の解決法を知りません。がん細胞が産生する奇妙な物質ケモカイン(匂い物質
のようなものでしょうか)を頼りに、ヘルパーT細胞(CD4)とキラーT細胞(CD8)が集まるらしいのです
が、そこは専門家にお任せしましょう。

ここで問題として取り上げたいのは()の方です。

そのどこが問題かといえば、

それは、この解説シリーズ「その4」で申し上げます。

お楽しみに!!

【ご案内】
**********△▲***▽▼********************△▲***▽▼***********
最先端のがん免疫療法について知りたいと思いませんか?
他では手に入らない知識を提供しています。

このニュースは、2000人以上の方々に発信しております。
さらに読者を募集しています!!

◎ 新たに配信をご希望の方、
○ メールアドレスを変更した方、
● 今後は配信停止をご希望の方、

こちらからどうぞ。
→ https://cell-medicine.com/registration/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
抗がん剤が効きにくい“スローな癌”こそワクチンで
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

自家がんワクチンは、しっかりした学術論文群に
支えられている科学的根拠のあるがん免疫療法です。

学術論文群は、こちらにあります。↓
https://cell-medicine.com/company/publications/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大病院の先生方へ:

「混合診療禁止」政策により、保険診療機関である大病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにてごく簡単に、自由診療にて実施できます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。必要な投資額はわずか30万円前後です。

新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも連携方式で開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。直接説明に伺います。

大病院から小型診療所まで、どこでも簡単に実施可能です。しかも肝がんでは、すでにランダム化比較対照臨床試験で有効性が証明されているエビデンスレベルの高いがん免疫療法です。

★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★

自家がんワクチンは生きている細胞を含まないため培養不要です。また、組織を再生させるものではなく再生医療等安全性確保法でいう「再生医療製品」に該当しないためです。

**********△▲***▽▼********************△▲***▽▼***********

セルメディシン株式会社
TEL:029-828-5591、FAX:029-828-5592
E-mail: tkb-lab@cell-medicine.com

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

ご相談は無料です。
お気軽にお問い合わせください。