米国でも脳腫瘍の免疫療法の臨床試験に患者さんの参加を求めています 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

米国でも脳腫瘍の免疫療法の臨床試験に患者さんの参加を求めています

最新の学会から 

昨日(2021年6月9日)に着信した
海外癌医療情報リファレンス・ダイジェスト
で、
——————————————————

【動画】脳脊髄腫瘍の免疫療法の臨床試験

[米国国立がん研究所(NCI)2021年6月7日]

神経腫瘍科医Marta Penas-Prado氏が、米国国立衛生研究所(NIH)が実施する、希少な脳脊髄腫瘍患者に対する免疫療法薬の有効性を探索する臨床試験についての情報を提供します。臨床試験を行う目的、誰が参加できるのか、どのように臨床試験が行われるかについて説明しています。

(動画を見る→) https://www.cancerit.jp/69337.html

——————————————————
との案内が出ています。

米国国立がん研究所(NCI)といえば、米国の首都近郊にある超巨大な米国国立衛生研究所(NIH)の一部ですが、それ自体が米国のがん治療法を先導している巨大な研究所です。

上記の元の動画は、掲載日が2020/04/10とのことですから、約1年前からNCIでも、脳腫瘍の免疫療法をなんとか開発しようと、キャンペーンを開始していたのです。

一方、本邦では昨年7月末から、以下のグループが脳腫瘍のうちの“初発膠芽腫”を対象に、
.   自家脳腫瘍ワクチンCellm-001(自家がんワクチンの脳腫瘍版です)
の効果を調べる 「医師主導治験」 に入っていて、現在、着々と参加者が増えています。

これについては、既に、セルメディシンニュース No.431 (2021.01.26)
「医師主導治験第III相試験・治験薬の出荷を開始」
でご案内しておりますが、弊社ホームページにも掲載しております。

→ こちらをご覧ください 新たな治験のご案内:脳腫瘍の中の“初発膠芽腫”が対象です

この治験には、初めて(初発の)膠芽腫と診断され、一定の基準を満たした患者さんが参加できます。

. ******☆彡******☆彡******☆彡******☆彡

治験実施医療機関:全国で11の大学病院の脳神経外科が参加しています。

北海道大学病院 (連絡先:011-706-5779(脳神経外科外来))
東北大学病院  (連絡先:022-717-7752 (脳神経外科外来)、担当医師:金森政之)
筑波大学附属病院  (連絡先:029-853-3545、担当者:西谷明子)
東京女子医科大学病院  (連絡先:03-3353-8112(内線:43003)、担当医師:田村学)
横浜市立大学附属病院  (連絡先:045-787-2800、担当医師:脳神経外科・三宅勇平)
山梨大学医学部附属病院 (連絡先:Tel 055-273-9325、臨床研究連携推進部【治験センター】)
京都大学医学部附属病院 (連絡先:Tel 075-751-3459 (脳神経外科・医局)、担当医師:荒川芳輝)
神戸大学医学部附属病院 (連絡先:078-382-5966 (脳神経外科医局)、担当医師:田中一寛)
佐賀大学医学部附属病院 (連絡先:0952-34-2346(脳神経外科医局)、担当医師:阿部竜也)
久留米大学病院 (連絡先:Tel 0942-31-7570(脳神経外科・医局)、担当医師:中村英夫)
熊本大学病院  (連絡先:Tel 096-373-5602 担当医師:脳神経外科 武笠晃丈)

. ******☆彡******☆彡******☆彡******☆彡

お問い合わせがある場合は、それぞれの病院の連絡先に「直接」お願いします。 ご担当の先生がお答えします。

もしわからないことがあれば、セルメディシン株式会社でも(ある程度の範囲ですが)お答え申し上げます。
.  セルメディシン株式会社
.  〒305-0047 つくば市千現2-1-6-C-B-1
.  TEL:029-828-5591、FAX:029-828-5592

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

ご相談は無料です。
お気軽にお問い合わせください。