22. 現在、受けている他のがん治療と併用して「自家がんワクチン」療法を受けられますか?その場合の注意点は? 自家がんワクチンやがん免疫療法のみなさまから寄せられる質問とその回答をご紹介します。

よくあるご質問

22. 現在、受けている他のがん治療と併用して「自家がんワクチン」療法を受けられますか?その場合の注意点は?

他のがん治療法が、ステロイド剤を使うとか、骨髄抑制を起こすほどの強烈な抗がん剤を使うような体の免疫反応を阻害するものでなければ、「自家がんワクチン」療法を受けられます(手術後や手術できない場合の標準的な治療法となっている強烈な抗がん剤には、強い免疫抑制作用、特にリンパ球増殖抑制作用がありますのでご注意下さい)。放射線療法の場合、放射線をがん組織の局所だけに照射し、免疫細胞の製造元となっている骨髄・リンパ節にダメージを与えないことが事前にわかっている場合は、同時に「自家がんワクチン」療法を併用できることがあります。
抗がん剤も、免疫抑制作用が弱いものであれば、併用可能です。海外でも併用研究が行われており、リンパ球数の維持に十分な注意を払えば、併用した方がむしろ良いとされています。しかし、どのがんでどの抗がん剤をどの程度ならば併用しても大丈夫かという点は、いわゆる“休眠療法”に使う低用量や、(同時併用ではなく)時差併用がある程度の目安となります。詳しくは弊社と提携している病院・クリニックの担当医におたずね下さい。

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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