「統合医療でがんに克つ」という一般向けの月刊誌があります。この雑誌は初版が2011年2月に発行されていますから、すでに13年の歴史があります。
本日(2024.06.21)、最新の「統合医療でがんに克つ」2024年7月号が筆者の手元に配送されてきました。
そのなかに、「医療の現場から」というシリーズ記事があり、今号では、
医療法人 医新会 よろずクリニック
理事長 萬 憲彰 先生
(鳥取県鳥取市美萩野1-118-4)
が登場しています。
記事のタイトルは、
“あらゆる治療を組み合わせた「統合腫瘍治療」で、あきらめないがん治療が行えます”
となっていて、サブタイトルとして
–標準治療だけでは得られない、治療に対するモチベーション、わくわく感は自由診療にあります–
と挙げられています。
しかもこの記事では、目を引く重要な要点が2つ小項目名として記載されています。
・「自家がんワクチン」は、現在13の大学病院で膠芽腫の臨床試験が行われている治療です
・車の保険に例えれば、標準治療は自賠責保険、自由診療は任意保険
です。後者の小項目名が、今回のセルメディシンニュースの標題に挙げたものです。
読者の皆様ご存知のように、保険診療が行える現在のがんの「標準治療」は、がん種ごとに学会等の推奨がある重要な治療法ではありますが、必ず効くという保証がある治療法ではありません。
ある種のがんの患者集団では、標準治療がよく効くという科学的根拠(エビデンス)がありますが、その患者集団の中の特定の患者さんに、標準治療が、
・必ず効くのか?、
といえば、
・その方の治療の結果をみるまで分からない、
というのが実情です。
例えば、ノーベル賞受賞につながった著名な免疫チェックポイント阻害剤オプジーボを、良く効くとされているがん種(悪性黒色腫)の患者集団に投与した場合、国内第Ⅱ相試験(ONO-4538-02 試験)(単独投与)では、奏効率は22.9%とされています(→ オプジーボ添付文書、2024.02改訂第20版)。
逆にいえば、77.1%もの大多数の方では、「効くかどうかわからない」あるいは「効かない」ということを示しています。
オプジーボが良く効くとされてきた悪性黒色腫でさえこうですから、効きにくいという他のがん種では推して知るべしです。それだけ、有効性があると国が保証していて健康保険が適用されているがん種の治療でさえ、治療が非常に難しいのです。
ですから、“標準治療以外は認めない”という「標準治療絶対主義」は、あまりにも狭量で、間違った考え方であることをご理解いただけると思います。
そこで、活躍できる可能性があるのが、がんの自由診療です。
その場合に使用される未承認医薬品や、未承認治療法は、未だ科学的根拠(エビデンス)が十分あるわけではありません。
自由診療で使われている方法が国の未承認の技術であっても、それぞれの開発者が額に汗して開発を続けている新薬候補や新技術がほとんど全部です。
(一部の標準治療絶対主義者の極論、「自由診療で使用されている治療法はインチキだ」というマスコミを使った攻撃が続いているのは残念なことです。)
そのような新薬候補や新技術を、うまく標準治療と組み合わせれば、一層有効ながん治療法となることが期待できます。
まさしく、「車の保険に例えれば、標準治療は自賠責保険、自由診療は任意保険」という関係なのです。
【ご案内】
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【6月の銀座セミナーのご案内】
(気軽に質問しやすいライブ感覚の少人数限定定期セミナーです)
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全体タイトル:『がんと共存して長生きを』(*)
(*) タイトルの趣旨は、「がんを小さくするために無理な抗がん剤治療を続けると、強い副作用
で疲弊してしまい、結局は長生きできなくなるよりも、無理のないやさしい治療を続ければ、
がんが体内に残っていても長生きできる可能性があります」、ということです。
実際に、末期がんの方々の余命延長効果がこのセミナーで提示されます。
銀座並木通りクリニックでは、この全体タイトルにて、すでに10年以上も定期セミナーを開
催してきています。
セミナー1:
『あなたのがん専用のがん免疫療法、 究極のパーソナルドラッグ・ 自家がんワクチンについて』
講師:セルメディシン株式会社
代表取締役社長 大野 忠夫
セミナー2:『がんと共存・からだにやさしい少量抗がん剤治療について』
講師:銀座並木通りクリニック
院長 三好 立
日時:6月29日(土)14:00~16:00(13:45開場)
場所:銀座並木通りクリニック
〒104-0061 東京都中央区4-2-2 第1弥生ビル7F
(TEL:03-3562-7773)
参加費:無料
参加可能者数:10名(要予約・申込み先着順)
お申込み方法:参加ご希望の方は、
銀座並木通クリニック (TEL:03-3562-7773) まで直接お電話下さい。
★質疑応答
質疑応答のコーナーでは、毎回、多くのご質問をいただいています。ご遠慮なくどうぞ。
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患者様向けには、「自家がんワクチン療法」のホームページをご案内下さい。わかりやすくやさしく記載してあります。
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弊社は、理化学研究所発ベンチャー企業 & 筑波大学発ベンチャー企業 です。
セルメディシン株式会社
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