乳がんは、診断されたときのステージによって、予後がかなり違います。
2023年3月のNHKの報道(*)によれば、乳がんの診断から10年後の生存率は、
ステージI 94.1%
ステージII 85.8%
ステージIII 63.7%
ステージIV 16.0%
となっています。
(*)https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230316a.html
(NHK首都圏ナビ もっとニュース 「がん10年後生存率53.3% 種類・ステージ別の詳細 算出方法が変更」 2023年3月16日より)
乳がんが発生した乳房から遠い臓器にまで、乳がんが転移している場合は、ステージIVと診断されます。
このデータから、ステージIVでは10年で84%の方が亡くなってしまうことがわかります。
それほどステージIV乳がんの治療は難しいのです。
しかし、以下の方は、乳がん遠隔転移検出後、自家がんワクチン療法を受け、その後ホルモン療法と併用してきた結果、長期間ご健在です。
〔症例0337〕
2000年6月、乳がん手術。この時はステージIIAと診断されていた。放射線治療後、2003年8月肝臓に転移発見、ステージIVとなった。肝臓転移巣の摘出時には、胸水あり。標準化学療法+ホルモン療法後、2006年5月に自家がんワクチン療法を受診、以後、ホルモン療法のみ継続、2023年2月でも約17年間無再発で健在、社会活動をしている。
この方の場合、肝臓術後、標準化学療法やホルモン療法と自家がんワクチンを併用していますので、自家がんワクチンだけが効いたとは断言できません。
しかし、「肝臓に転移した、胸水もあった」となれば、「標準化学療法も行った、ホルモン療法もした、その上、肝臓の手術もした、その術後もホルモン療法を続けた」としても、このような従来型の治療法では、84%もの高い確率で10年以内に死亡することを考えれば、従来型の治療法だけが効いたとも断言できません。
やはり、10年以上無再発となったのは、自家がんワクチンの効果がこれら従来型の治療法に上乗せされたためだろうと考えられます。
もし、読者の皆様の近辺に、ステージIV乳がんとなった方がおられるならば、急速に進行する末期乳がんを抑えるために、従来型の治療法だけではなく、いわば保険を掛けるという意味で、自由診療にて「自家がんワクチン療法」を受診されることをお勧めします。
受診の方法については、どうか弊社にご一報願います。詳しい資料を無料にてお送り申し上げます。