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直腸がんが子宮にまで浸潤しステージIVと診断されたら、どうされますか?
手術後、標準的な化学療法を避け、自家がんワクチン療法を受診、21年無再発の方がおられます。
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〔症例0063〕直腸がん、郡山市・土屋病院
60歳、女性、2003年3月手術。当初はステージIIIとされていたが、子宮にまで浸潤していたため、p-stage III(ステージIVに入った)と診断されていた方。2004年1月、自家がんワクチン接種。
2011年2月でも勤務中だった。10年超時点で「根治」との診断がでている。医療関係者のため、長期間のフォローアップに協力的で、2025年2月現在、無再発生存中。
直近の調査では、(80歳代に入った)現在もお元気で、健診のために元の勤務先に来院してくるそうです。
臨床では、直腸がんは、大腸がんの一種として扱われます。そのため、通常は化学療法のうち、
・FOLFOX療法(レボホリナート、5-FU、オキサリプラチンの3剤の組み合わせ療法で、患者さんによっては強い副作用がでることが知られています)
または、
・FOLFOX療法を改変した変法が使用されます。
しかし、この患者様は、副作用による生活の質の低下を懸念して化学療法を希望されず、自家がんワクチン療法を術後補助療法として選択されました。
(医療従事者だったため、化学療法の副作用でつらい思いをしている患者様の様子を知っていたがゆえの、自家がんワクチン療法の選択だったのかもしれません。)
自家がんワクチンには、副作用がほとんどないため、患者様はその後、生活の質を落とすことなく日常を過ごされ、先日の当社の予後調査で20年超の長期無再発生存が確認された次第です。
自家がんワクチン療法には、FOLFOX療法のようなガッチリしたエビデンス(Ref. 1)はありませんが、強い副作用は全くなく、安全に導入できるため、諸事情で抗がん剤治療を希望されない患者さんの治療選択肢になりうると考えられます。
このような使用法も、 自家がんワクチンの実力のうち です。
読者の皆様、ご関係の皆様で、「抗がん剤治療には抵抗感がある。でも、なにか治療は無いだろうか」とお悩みの方は、自家がんワクチン療法の採用を是非ご検討してみてください。
どうすれば自家がんワクチン療法を受診できるかについては、遠慮なく弊社までお問い合わせ下さい。このニュースの下方に連絡先が記載してあります。
Reference
1. 本邦では、大腸癌研究会から発行された「大腸癌治療ガイドライン 2019年版」の出版を契機に、FOLFOX療法が全国で普及し始めたとされています。
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より長く生きられるという安心感を!
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