2016年度に導入予定の「患者申出療養(仮称)」制度の対象となる抗がん剤 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

2016年度に導入予定の「患者申出療養(仮称)」制度の対象となる抗がん剤

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国立がん研究センターが、2016年度に導入予定の「患者申出療養(仮称)」の対象になると予想される抗がん剤(欧米先進国で承認され日本では未承認または適応外)について報告しています。
→ https://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150403.html

対象となるのは、42剤あるそうですが、その価格は非常に高額です。
→ https://www.ncc.go.jp/jp/about/senshiniryo/files/01_list.pdf

例えば(円、1ドル100円換算で)、現在、中心的な話題となっている免疫チェックポイント阻害剤、

ペンブロリズマブ(商品名キートルーダ)では、1ヶ月あたりの薬剤費  =  697,000

本邦で承認されたニボルマブ(商品名オプジーボ)も、メラノーマ以外のがんに投与する場合は、健康保健の「適応外」としてほぼ同様の薬剤費が自費でかかります。

これらの薬は、有効な間は、延々と繰り返し投与します。1年間続けた場合を想定してみて下さい。

また、

イピリムマブ(商品名ヤーボイ)では、1ヶ月あたりの薬剤費 = 3,366,000

もします。1サイクル目(4回投与、初回投与は入院3日を想定)の患者さん自らが支払う医療費は
全額自費の場合 = 13,673,450
となるそうです。

随分高いものですね。普通のサラリーマンでは、イピリムマブには手がでないのではないでしょうか。高額すぎるとして米国でさえ問題になっています。

そこで、対策を考えました。

原則1コースで終了する自家がんワクチン療法にて体内のキラー細胞を増やしておき(遅延型アレルギー反応テストで判ります)、その後にオプジーボを投与してさらにキラー細胞の活性化状態を継続させる、というものです。

後者のオプジーボ投与の途中で効果を判断し、投与を数回以内に抑えるという戦略を取ることができれば、普通車1台分程度の治療費に納まります。

主治医の先生とご一緒に、ご検討いただければ幸いです。

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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