これまでに「自家がんワクチン」はすでに4000例を超える患者様に投与しておりますが、副作用があっても放置すれば自然に治癒する範囲のものばかりで、自由診療では問題になる重篤な副作用は見つかっておりません。ただし、自己免疫疾患を持っていて既に発症している患者様への自家がんワクチン投与は、強い免疫刺激作用により自己免疫疾患を増悪させる可能性があるため、禁忌としております。
なお、副作用については国際的に使用される「有害事象の判定基準」(CTCAE)があります。問題となる重篤な副作用はCTCAE grade 3以上に相当するというのが専門医間のコンセンサスです。これまでに実施された脳腫瘍に関する臨床試験では自家がんワクチン投与部位の上腕の腫れが大きくCTCAE grade 3と判定された症例が1例だけ(全88例中で)ありました。しかしその腫れは3日で自然消失し、結局、専門医間でも問題にはされませんでした。他はすべてCTCAE grade 2以下でした。
CTCAE grade 2以下の場合は放置し自然治癒を待つだけで済みます。以下の画像は、最も軽いCTCAE grade 1です。
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