32. 腫瘍細胞は、全て必ずがん抗原を発現していると考えてよいのでしょうか?がん抗原を発現しないタイプのがんが存在するならば、自家がんワクチン療法は不可能と思われますが? 自家がんワクチンやがん免疫療法のみなさまから寄せられる質問とその回答をご紹介します。

よくあるご質問

32. 腫瘍細胞は、全て必ずがん抗原を発現していると考えてよいのでしょうか?がん抗原を発現しないタイプのがんが存在するならば、自家がんワクチン療法は不可能と思われますが?

がん抗原を発現しないタイプのがんは存在します。患者様の体内のがん細胞ががん抗原を発現しているか否かを検査する方法は(同定済みのがん抗原があれば可能な場合もありますが)、未同定の不特定多数のがん抗原を相手にする場合では、開発されておりません。

それでも弊社の「自家がんワクチン」は(ホルマリン固定がん組織中にある)未同定の不特定多数のがん抗原を手がかりに免疫細胞を活性化できる点に特徴があります。どのがん抗原を使うかという選択は、体内の免疫機構に任せてしまいます。同一個人の体内だからこそ、正常細胞とがん細胞のごくわずかな差でも峻別が可能なのです。合成ワクチンのように、体外から人工的に抗原を添加する方法(この場合は当たれば良いがはずれることもある)ではないのです。
そのため、患者様個々人専用の、他人には使えないパーソナルドラッグとなります。

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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