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受診の流れ

自家がんワクチン(自己がんワクチン)の作製には外科手術で取り出した患者さま自身のがん組織が必要す。ホルマリン漬け組織、パラフィン包埋ブロック中のがん組織のどちらでも構いません。ただし、パラフィン包埋ブロック1個ではがん組織量が不足がちです。できれば、ブロックで3〜4ヶ以上を確保してください。

がん組織そのものですから、当たり前ですが、患者さま特有のがん抗原といわれるものは全部入っていると考えられます。もちろん、手術時点でのネオアンチゲンも含まれているはずです。

がん組織の確保

Ⅰ. 主治医に自分のがん組織を術後に取得したい旨、あらかじめ伝えてください。
Ⅱ. 術後、主治医に、切除した組織のどこががん部位か、簡単な図を描いてもらってください。

Ⅰ. 手術を受けた病院に問い合わせ、ご自身のがん組織を確保してください。何年前に手術したものでも構いません。パラフィン包埋ブロックの場合、1ヶではがん組織量が不足がちです。できれば、3~4ヶ以上は確保してください。
“がん”とは言え、自分の身体の一部です。遠慮なく返還を請求しましょう(大学病院の病理学の教授も、がん組織は患者さまのものだと言ってます)。

がん組織を確保するための書式例

Ⅱ. 主治医に、残っている組織のどこががん部位か、簡単な図を描いてもらってください。

(がん部位を示す簡単な図の例)

自家がんワクチンは、がん組織を持参してから、1週間程度で出来上がります。しかも、外来通院で接種可能です。入院の必要はありません。1コースでは、免疫反応テスト(皮内テスト)2回、ワクチン本体の接種3回の計5回の皮内注射(注)を行います。病院によっては、2回目の免疫反応テストを省略する場合もあります。 通常は2週間ごとに1回(急ぐ場合は1週間ごとや10日に1回でも可)、皮内5ヶ所に、自家がんワクチンを注射します。全治療期間は約6週間となります。

注:ホルマリンは、自家がんワクチンの製造工程で十分に洗浄除去され、安全性には全く問題ないレベルとなっています。