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成人の胸腺摘出はすべきでない、がんリスクが2倍になる

最新の学会から

胸腺は、生まれたばかりの未熟なリンパ球前駆細胞がここでT細胞となって大量増殖し、そのうち自己抗原と強く反応するものが排除され、自己抗原を認識しないかまたは弱く反応するもので外来抗原とは強く反応するものが血中に送り出されるという臓器です。

丁度、体内の細胞性免疫反応を担うTリンパ球の教育を行う学校となっています。

この臓器、生誕直後は相対的にみれば結構大きく、サイズもどんどん成長していきます。しかし、思春期に最大となった後は急速に退縮し、脂肪だらけの小さな組織になってしまいます。

成人になった後、何等かの理由で胸腺を切除しても、特に不都合なことが起こることはこれまで知られておりませんでしたし、高齢になってからは、もはや無用の長物扱いでした。

ところが、昨日(2023/8/16)公開されたケアネットからのニュース、
「成人の胸腺摘出、全死亡・がんリスクが増加/NEJM」
では、

「胸腺摘出を受けた患者は摘出を受けなかった対照群よりも、全死因死亡およびがんリスクが高いことが、米国・マサチューセッツ総合病院のK.A. Kooshesh氏らによる検討で示された。」とのことです。

原著論文(Ref. 1)では、胸腺摘出群1,146例と、その年齢・人種・性別でマッチさせた対照群で比較したところ、

術後5年時点で、全死因死亡率は胸腺摘出群が対照群より2倍超高く(相対リスク:2.9、p<0.001)、がんリスクも胸腺摘出群が対照群より高かった(7.4% vs 3.7%; 相対リスク 2.0; 95% CI, 1.3 to 3.2)とあります。

また、CD4+およびCD8+ T細胞新生数では、胸腺摘出群が対照群に比べて少なく、血漿中の起炎性サイトカインレベルは高く、さらに、

この患者全体から、感染症、がん、自己免疫疾患がある患者を除外してから解析すると、残りの健康であるはずの胸腺摘出患者群では、自己免疫疾患にかかるリスクが高かった、

(つまり、自己抗原と強く反応するT細胞の排除がうまくいっていないと考えられます)

とのことですから、胸腺切除は、成人の健康維持には具合の悪い方法でした。

読者の関係者のなかで、まもなく胸部の外科手術を予定されている方は、特にご注意下さい。

★?☆?★?☆

あなたの主治医は胸腺切除をどう考えていますか?

☆?★?☆?★

やはり、年をとって無用の長物に見える萎縮胸腺であっても、体内では、細胞性免疫反応の維持にしっかりと役立っていると考えるべきだったということです。

今後、世界の外科医の間では、胸部の手術で胸腺は邪魔だとばかりに切除してしまうのは問題だ、との認識が広がり、長年の常識が大きく転換することと思います。

Reference

1.Kooshesh KA, Foy BH, Sykes DB, Gustafsson K, Scadden DT,
Health Consequences of Thymus Removal in Adults.
New Eng J Med. 2023;389(5):406-417. doi: 10.1056/NEJMoa2302892.

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