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超希少な陰茎がんにがん免疫療法は?

他のがん免疫療法について

2023/09/13に掲載のトピックス(セルメディシンニュースNo.559と同じです)では、

「乳がんの国内死亡者数はがんの中で第4位に。男性は?」

と題して、男性の乳がんを取り上げました。

がんは、体内の分裂細胞がいるところ、あらゆる臓器から発生します。乳がんは男女共に発生するというわけです。

(ちなみに、男性の乳がんは希少であっても2019年には670人が罹患したと、以下に記載されています。)
→※ https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

では、男性特有のがんは何か、といえば、やはり男性特有の臓器から発生するがんということになります。

非常に多いのが、前立腺がんです。本邦では2019年に94,748人が罹患しています。
→ 上記※のホームページをご覧ください。

しかし、これが陰茎がんとなると上記のページには記載がありません。記載されないほどわずかしかないため、超希少がんとなっています。

そうなると、あるがん種の症例をできるだけ多く集めて、そのがん種に最も有効とされる最良のがん治療法を策定し、“標準治療”とし、ガイドラインを作成して推奨するという、現代のがん治療戦略をとることは不可能となります。

すなわち、一部のがん治療医が振り回す “標準治療至上主義” は、現時点では成り立たないがん種が陰茎がんです。

では、そのがん種の治療法をどうすればよいか、が問われた場合、世界の最先端医療機関では、どうしているでしょうか?

先週(2023/9/13)着信した8月29日付の「海外がん医療情報リファレンス・ダイジェスト」では、
米国のハーバード大学医学部ダナファーバーがん研究所
からの学会発表として、

「免疫療法薬が一部の陰茎がんに有効である可能性」

が報じられました。こちらです ↓
https://www.cancerit.jp/gann-kiji-itiran/hinyoukigann/post-22967.html

正確を期すため、「海外がん医療情報リファレンス・ダイジェスト」が紹介している論文の要約をそのまま引用しますと、
(原著はRef. 1です)

~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**~
要旨:

陰茎がんはまれな疾患であり、米国での新規症例は毎
年約2070例である。治療の選択肢は限られており、通
常はプラチナ製剤による化学療法から始める。免疫チ
ェックポイント阻害薬(ICI)は、複数のがん種で有
効な新規治療薬であるが、陰茎がんでは十分な研究が
なされていない。

陰茎がんに対する免疫チェックポイント阻害薬を評価
する臨床試験は、陰茎がんが非常にまれであるため、
実施が困難である。

ダナファーバーがん研究所、イェールがんセンター、
アドベントヘルスなどの研究者らによって、進行陰茎
がん患者92人を対象とした多施設国際後ろ向きコホー
ト研究が行われ、免疫チェックポイント阻害薬の有効
性を評価した。

最も多く投与された免疫チェックポイント阻害薬はペ
ムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)、ニボルマ
ブ(オプジーボ)、セミプリマブ(リブタヨ)であっ
たが、ニボルマブとイピリムマブ(ヤーボイ)の併用
療法を受けた患者もいた。

全患者の13%、およびリンパ節転移を有する患者の
35%が免疫チェックポイント阻害薬による治療に反応
した。免疫チェックポイント阻害薬による効果が持続
した例はほとんど見られなかった。

結果:

この後ろ向き研究は、免疫チェックポイント阻害薬が
有効な陰茎がん患者の集団を明らかにした。免疫チェ
ックポイント阻害薬が有効な患者とそうでない患者が
いる理由を解明するには、さらなる研究が必要である。
~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**~~**~

この要旨と結果からご理解いただけますように、標準治療至上主義者が“標準治療”として推奨するための前提として要求する、

「前向きの臨床試験」
(特に、患者群をランダム化して、背景因子が均等になるように分けた被験薬群と対照群の予後を比較検討する臨床試験)

が、あまりにも患者数が少ないために実施不可能なため、世界で常に最先端を行くと目されている
ハーバード大学医学部ダナファーバーがん研究所
でさえも、

「後ろ向き研究」
(過去の症例データをかき集めて、有効性を検討する研究)
しかできないのが現状です。

それでも、免疫チェックポイント阻害薬が、一部の陰茎がん患者に有効であることが判明したことは、伝統的な抗がん剤治療が役に立たなかった進行がんでも、がん免疫療法が成立するという点を確認したという意味で画期的を言えるでしょう。

さらに、それならば、

免疫チェックポイント阻害薬
(キラーT細胞の活性化を抑える分子を逆に抑えて、いわば、ブレーキをオフにして、間接的にキラーT細胞の活性化を起こします)
が惹起できるがん細胞を殺せる細胞性免疫反応を、

より直接的に活性化する
(いわば、アクセルを踏んで刺激する)
弊社の自家がんワクチン

を併用するという、

「アクセル・オン/ブレーキ・オフ」戦略

を採用すれば、より一層効果的となると期待できます。

超希少ながん種に遭遇した場合、標準治療そのものはないのですから、漫然と伝統的な、プラチナ製剤による化学療法から始めるのではなく、思い切って、上記の「アクセル・オン/ブレーキ・オフ」戦略を採用してみてはいかがでしょうか?

Reference

1.Talal El Zarif, et al.
Safety and efficacy of immune checkpoint inhibitors in advanced penile cancer: report from the Global Society of Rare Genitourinary Tumors.
Journal of the National Cancer Institute, djad155, https://doi.org/10.1093/jnci/djad155
Published: 11 August 2023.


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セミナー1:『あなたのがん専用のがん免疫療法、
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.      自家がんワクチンについて』

.  講師:セルメディシン株式会社
.      代表取締役社長 大野 忠夫

セミナー2:『がんと共存・からだにやさしい
.      少量抗がん剤治療について』

.  講師:銀座並木通りクリニック
.      院長 三好 立

日時:9月30日(土)14:00~16:00(13:45開場)

場所:銀座並木通りクリニック
.   〒104-0061 東京都中央区4-2-2 第1弥生ビル7F
.   (TEL:03-3562-7773)

参加費:無料

参加可能者数:10名(要予約・申込み先着順)

 まだ残っている新型コロナへの感染対策のため,参加人数を制限をしております。ご希望の方は,お早めにご予約下さい。
★ セミナー参加者は,マスク着用の上,来院下さい。

★  お申込み方法:参加ご希望の方は、
.  銀座並木通クリニック
.  (TEL:03-3562-7773)
.  まで直接お電話下さい。

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