最近、マスコミで話題のChatGPTについてお聞きになっておられますか?
NHKラジオ第1の朝の看板番組「マイあさ」でも、昨日(4月3日)、ついに取り上げられました。
番組タイトルは、
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けさの“聞きたい”
「早くも進化!?chat GPTの未来は」
コメンテーター:
工藤郁子氏(大阪大学招へい教員)
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でした。
要は、言語生成ソフト「GPT」が使えるように登録したパソコン(スマホでも可)に向かって、何かテキストで質問を出すと、AIが自然言語(日本語でもちろん)で回答を返してくる(今はまだ音声ではなくテキストですが)という、無料のWebサービスです。
この自然言語が上出来のため、まるでパソコンの向こうに人がいて、答えを出しているように感じます。
このAI、インターネット上にある膨大な情報を学習していて、複雑な語彙・表現も理解できるのが特徴だとされています。
さらに過去の会話内容を記憶したり、内容に誤りがあった場合はユーザーが訂正したりできるなど使い込むほどに賢くなるように設計されています。
→ https://aismiley.co.jp/ai_news/chatgpt-tsukattemita/
そこで、ついつい、何でも相談して回答を聞きたいとのめり込んでしまいがちになりますが、現時点ではまだまだ注意点があります。
もととなる情報は過去にインターネット上に存在した情報であること(現在の「GPT」v3.5では2021年9月版とされているそうです)から、このAIの知識はやや古いと考えられます。
さらに「事実かどうかよりも単語の出現頻度や相互関係を考慮して文章を作成する」のだそうですから、不正確な回答をする可能性があります。
ChatGPTは“自信たっぷりにウソをつく”と揶揄される現実がこの点にあります。
ですので医療に関しては、特に患者様の命がかかるがん治療に関しては、ChatGPTに相談するのは、まだ時期尚早でしょう。
今後、現在無料で使えるGPT v3.5からどんどんバージョンアップされていきますから、ChatGPTもどんどん賢くなっていくものと思います。
そうなってから(少なくとも、がん治療医がChatGPTの回答を見て、
. 「これなら、まあ、いいんじゃないか」
と認めるようになってから)、ChatGPTを使うようにされるのが良いと思います。
この過程は、かつてウイキペディア ↓ が登場したとき、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2
(ブラウザ上でウェブページを編集することができる「ウィキ(Wiki)」というシステムを使用したウェブ上の「百科事典」)
初期には、「こんないい加減な辞典は使うな」と言われ、大学生にはウイキペディアからの引用禁止を言い渡した教授もいた時代がありましたが、
いまでは、世界中で誰でも修正できることから、いい加減な掲載内容はすぐに修正されるため、正確度がはるかに上昇し、世界中で便利な「百科事典」として使用されるようになっています。
この現実をみればわかるように、今後のChatGPTの十分な成長を待つべきだと思います。
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