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骨転移した肺がんの治療法はない、だけでいいのでしょうか?

最新の学会から

この10月5日に、日本癌治療学会からのお知らせにて、
.    肺癌診療ガイドライン
が更新され新規公開されたとのアナウンスがありました。

公開された最新版は、2019年版で、ガイドラインは
こちらです → http://www.jsco-cpg.jp/lung-cancer/

一つ前の版、2018年版からの主な変更点一覧が、こちらに掲示されています ↓
http://ad123d39pt.smartrelease.jp/wp-content/uploads/2020/02/modification_20191126.pdf

その7ページに、「レジメン」の項があり、そこには
「3.記述内容の追加,削除,変更など」の列に、
————————————-
以下のレジメンを追記
・ダコミチニブ
・ロルラチニブ
・エヌトレクチニブ
・エルロチニブ+ベバシズマブ併用
・ゲフィチニブ+CBDCA+PEM併用
・CDDP(もしくはCBDCA)+PEM+ペンブロリズマブ併用
・CBDCA+PTX(もしくはnab-PTX)+ペンブロリズマ
ブ併用
・CBDCA+PTX+ベバシズマブ+アテゾリズマブ併用
・CDDP+GEM+ネシツムマブ併用
————————————-
と記載されています。

わずか1年で、実臨床の現場で使えるか否か慎重に吟味された治療法がこれだけ一気に増えています。

(ガイドラインで推奨されるに至ったか否かは別として)肺がんの治療法がすごいスピードで改良されつつあることが、この数だけ見てもわかります。

しかし、レジメン の次の行以下では、
————————————-
8 転移など各病態に対する治療
. 総論
. 8-1. 骨転移
.  樹形図
.   CQ79.症状を有する骨転移に対して,放射線治療が勧められるか?
————————————-
という問いには、「2.推奨文,推奨度の変更」についても、「3.記述内容の追加,削除,変更など」についても、何も変更がありません。つまり、前の版で推奨されているように、

放射線治療を行うよう推奨する。〔推奨の強さ:1,合意率:100%〕
エビデンスの強さ A

のままです。

では、この強く推奨されている治療法で、骨転移した肺がんが治るのでしょうか?

そこで「CQ79」の太文字をクリックして解説を見てみると、
————————————-
肺癌の骨転移は進行非小細胞肺癌では約30~40%に生じるとされ,
生存期間中央値は1年にも満たないとされる。
.  –(中略)–
16 のランダム化比較試験のメタアナリシス によると,放射線治療による痛みの改善は50~80%と高率に得られ,有害事象の頻度も少なかった(病的骨折2.8~3.2%,脊髄圧迫1.9~2.8%)。

以上より,放射線治療によって高い局所制御率と臨床的有効性がメタアナリシスにて確認されている。エビデンスの強さはA,また総合的評価では行うよう強く推奨(1 で推奨)できると判断した。
————————————-
とあります。

すなわち、痛みの改善(局所制御)はできるが、骨転移が治せる可能性については、全く記載がありません。

言い換えれば、現時点では、肺がんが骨転移した場合、次々と開発されている抗がん剤でも効果がなく、治せる方法がないこと、痛みをとるだけの姑息的治療法では、1年未満で半数の患者さんが死亡することを示しています。

これは、
乳がんが骨転移した場合とよく似ている状況
と言えます。

こちらをご覧ください ↓
http://cell-medicine.com/cases/clinicaltest_mammary/

Gregory R. Mundyが1997年に発表したように、
————————————-
がんの骨転移は破滅的な合併症である。御し難き痛みを起こすのみならず、、、ちょっとした怪我程度の負荷で骨折をきたし、脊椎が潰れると脊髄を圧迫、高カルシウム血症を起こし、しかもこの悪性化のプロセスは不治であることを意味する。がん細胞が一度でも骨に住みついたなら、もはや治癒は不可能であって姑息的治療法しかない。
————————————-
のであって、過去23年間進歩がないのです。

しかし、筆者は「あきめるのはまだ早い」と考えています。

肺がんが骨転移した場合が、乳がんが骨転移した場合とよく似た状況ならば、
(乳がん骨転移の場合でも、痛みをとるための放射線照射は強く推奨されています。しかし、やはり治せないと、今でも専門医に信じられています)、

放射線治療に加え、ここに、自家がんワクチンを上乗せ治療した場合、

また、トリプルネガティブという治療が非常に難しい乳がんの骨転移例が
完治した症例があることから、
(→ http://cell-medicine.com/cases/report/nyugan/
の〔症例0406〕(因島医師会病院) をご覧ください)

こちらのページ ↓ にまとめた、
http://cell-medicine.com/cases/clinicaltest_mammary/

「乳がん骨転移症例に対する自家がんワクチンの効果」
に類似した延命効果「世界最高の成績」(2018年1月時点で)
を、肺がん骨転移の場合でも期待できるのではないか、と考えられるのです。

☆彡☆彡☆彡

残念ながら現時点では、肺がん骨転移例でエビデンスといえる臨床成績はありません。今後、多数のエビデンスを蓄積していかなければ、
「自家がんワクチンを上乗せ治療した場合、延命できるのか否か」、
はわかりません。

しかし、肺がん骨転移の場合、姑息的治療法(一過性に痛みをとるだけの放射線治療)だけで、残りの貴重な生涯を我慢して過ごすだけで良いのでしょうか?

未だ臨床的エビデンスがないとしても、

「乳がん骨転移症例に対する自家がんワクチンの効果」

を横にらみにして、思い切って、肺がん骨転移の治療に「自由診療」下で挑戦してみようという患者さん・お医者さんはおられませんでしょうか?

この治療に挑戦できる肺がん患者さんは、骨転移が発見される前に手術を受けていて、肺がん原発巣を摘出した方(自家がんワクチンの原料となる摘出がん組織がある方)で、骨転移が発見されたため、これから骨転移に対して放射線治療を受ける方が適格となります。

乳がん骨転移例の治療経験からすれば、放射線治療の開始前に、自家がんワクチンを注射しておいた方がよいのではないかと推定されています。

しかも、自家がんワクチンには、問題となる副作用はありません。患者さんが受けられている現時点の治療法に、安心して上乗せ治療を受けていただくことができます。

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