この解説はシリーズになっています。今回は「その3」です。
「その1」は2020.02.03に、「その2」は2020.02.10に、発信されています。また、それらの内容はトピッ
クスとして、弊社のホームページのトップページ
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の真ん中あたりの左側に、
2020.02.03 自家がんワクチンは固形がんの種類を問わずに使えます ~その1~
から順に、緑色の文字ボタン形式で表示されていますから、クリックしてみて下さい。
以下は、その2の続きです。
(その2の末尾で)
その膨大な種類の「ペプチド」が載せられる「看板タンパク」も、上に述べたように、70億人分もの種類
があるのですから、「ペプチド」と「看板タンパク」の組み合わせの種類は、天文学的な種類数になること
は簡単にご理解いただけますね。
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丁度、お店の看板が、お店ごとに形も大きさも様々で、その上にかかれた文字も様々であるイメージです。
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と書きました。
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このように、「看板タンパク」の上に書かれた文字にあたる「ペプチド」という「印」が違うため、
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がんの種類によって、いや、同じがんの種類でも患者さん個人個人によって、いやいや、一人の患者さん
の同じがんでも、最初にできたときと別の場所に転移したときによって、ときには同じがん組織の中のがん
細胞ごとに
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違っているとしても、それを見分ける眼さえあれば、人体を構成する37兆2,000億個もの正常な細胞の中か
ら、
「変なヤツはこいつだ」
ということがわかります。
では、「それを見分ける眼」とはいったいどんなものでしょうか?
この問題を解ければノーベル賞をもらえます。
(待てよ、もう利根川進博士が1987年にノーベル賞をもらってしまったので、同じ問題を解いてもだめです
ね)。
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この問題、実は、キラーT細胞の表面にでている
「T細胞受容体」
が鍵を握っています。
鍵というよりは、「看板タンパク」の上に書かれた文字にあたる「ペプチド」の方がカギで、「T細胞受
容体」というくらいですから、むしろ鍵穴があるロックの方にあたります。
「がんの種類によって、いや、同じがんの種類でも患者さん個人個人によって、いやいや、一人の患者さん
の同じがんでも、最初にできたときと別の場所に転移したときによって、ときには同じがん組織の中のがん
細胞ごとに」、
違っている鍵とそれを受け入れる鍵穴とロックも、当然ながらものすごい種類があるはずなのに、
なぜ、「自家がんワクチンは固形がんの種類を問わずに使えます」と、この解説シリーズのタイトルでい
うのか、が前回からの疑問でした。
。そこで、よく考えてみて下さい。
看板も、その上の文字も、それらの組み合わせも、天文学的な膨大な種類があるとしても、ですよ、
. 看板を見てお店に入って買い物をするという行為自体に注目すればいいのです。
これがキーポイントになります。
お店に入ってからすることは、商品を選んでお金を払って商品を受け取ってくることですが、
実は、このパターンは、看板も、その上の文字も、それらの組み合わせも、天文学的な膨大な種類がある
としても、皆同じです。
この言い方を、がん免疫療法の言葉に置き換えれば、
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キラーT細胞(CD8)ががん組織の中に入ってからすることは、
がん細胞に狙いをつけてべったりくっつき、パーフ
ォリンという細胞膜に穴開け作用をするタンパクや、
グランザイムという強力な破壊作用をするタンパク
を、狙いをつけたがん細胞にブチ込んでくる、
**********
となります。
(なにも、強盗をお勧めするわけではありません、たとえ話ですから、悪しからず)
つまり、相手のがんの種類がなんであろうと、同じパターンに持ち込めばよい、というわけです。
でも、このとき、どうやってキラーT細胞(CD8)を
(イ)がん組織の中に入り込ませるか、
(ロ)がん細胞にべったりくっつかせるか、
が問題です。
実は、筆者は(イ)の問題の解決法を知りません。がん細胞が産生する奇妙な物質ケモカイン(匂い物質
のようなものでしょうか)を頼りに、ヘルパーT細胞(CD4)とキラーT細胞(CD8)が集まるらしいのです
が、そこは専門家にお任せしましょう。
ここで問題として取り上げたいのは(ロ)の方です。
そのどこが問題かといえば、
それは、この解説シリーズ「その4」で申し上げます。
お楽しみに!!
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