新型コロナウイルス感染は拡大ピークを越えたように見えますが、免疫能が弱っている方々にとっては、まだまだ安心できる状態ではありません。
5月10日更新で、日本癌治療学会のホームページに、患者・市民向けに、
「新型コロナウイルス感染症とがん診療についてQ&A」
が掲示されています。
→ https://www.jsco.or.jp/guide/index/page/id/255
このQ&Aは、3学会（日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本癌学会）合同で新型コロナウイルス対策ワーキンググループを立ち上げ、作成されたものです。本邦の権威が集まって練り上げたものですから、学会としての公式見解にあたります。
その中に、
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１）がん患者は新型コロナウイルスに感染しやすいですか？
がん患者においては、がんそのものにより免疫状態が低下している可能性があります。またがん治療には、化学療法をはじめとして免疫状態が下がる治療方法が用いられます。新型コロナウイルスはウイルス感染症であり、免疫力が低下した状態で感染する可能性が高いと想定されます。
—————————-
と明言されています。
既にセルメディシンニュースで警告したことと内容が重なっているところがあります。
（修正：セルメディシンニュースNo.392（2020.03.30）
をご覧ください。
あるいは、同じ内容がこちらにもあります ↓
https://cell-medicine.com/topics/
のトピックスの中から、2020.03.30のニュースをご覧ください。）
今後、政府の「緊急事態宣言」が解除されても、本邦のがん患者さんで化学療法中の方は、特別の警戒を継続する必要があります。
また、本Q&Aでは新型コロナウイルスの影響に対する専門家のアドバイスが、感染リスクの他にも色々ながん治療について掲載されております。
がんだけでなく新型コロナウイルスとも戦わなくてはいけない患者様やそのご家族の方にも参考になる内容と思いますので是非ご一読頂ければと思います。
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