免疫チエックポイント阻害剤の実臨床での安全性・有効性はどうか? 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

免疫チエックポイント阻害剤の実臨床での安全性・有効性はどうか?

最新の学会から 

がん治療において、免疫チェックポイント阻害剤は既に世界的に普及し、がん免疫療法の代表例として広く使われています。

特に、メラノーマの治療で有名になったのが、
ニボルマブ(オプジーボ)+イピリムマブ(ヤーボイ)
による治療で、それ以前の化学療法に比べて圧倒的な有効性を示しています。

そのため、この「ニボ・イピ療法」は他のさまざまながん種に対しても急速に広がりました。

しかし、「ニボ・イピ療法」には、かなりの高頻度で出る重篤な副作用があことが知られています。
さらにこれに従来型の抗がん剤を上積み投与した場合は、副作用も強く上積みされて出てきます。

しかも、これらの治療法では、がん治療がうまくいったとしても、ときどき「治療関連死」が発生します。

「ニボ・イピ療法」では、
“予期せぬ死亡増加、臨床試験を中止”
というニュース(2023年4月28日)まであります ↓
https://www.m3.com/clinical/open/news/1136193

この治療で助かるのか、この治療で死ぬのか、やってみないとわからないという怖さがあるのです。

本邦では、2020年11月に、「ニボ・イピ ±化学療法」が保険適用となり、(臨床試験ではなく)、
・実臨床(病院の現場)でも使用されていますが、このほど日本肺癌学会で、その安全性に関する発表がありました。
詳しくはこちらにあります ↓
https://www.carenet.com/news/general/carenet/57493

未治療の進行・再発非小細胞肺がん 525例について解析されています。

(CM 9LA群、308例)
. ニボルマブ+イピリムマブ+化学療法
.  ニボルマブ(360mgを3週ごと)
.   +イピリムマブ(1mg/kgを6週ごと)
.   +化学療法(3週ごと、2サイクル)

(CM 227群、217例)
. ニボルマブ+イピリムマブ
.  ニボルマブ(240mgを隔週または360mgを3週ごと)
.  +イピリムマブ(1mg/kgを6週ごと)

という、患者さんの実臨床(リアルワールド)データを収集する試験の第3回中間解析の結果ですが、

・治療関連死は 3.4%
. (CM 9LA群:3.6%[11例]、CM 227群:3.2%[7例])
.  に認められ、間質性肺疾患(9例)が最も多かったそうです。

まさに命がけの治療です。それでも、

・医師判定に基づく奏効率は、39.6% (CM 9LA群:40.7%、CM 227群:37.8%)

であったとのことですから、効いた方は4割、6割の方には残念ながら効かなかったというわけです。

「ニボ・イピ療法」は、細胞性免疫反応の「ブレーキを2重にはずす」抗体を使用します。原理的には優れた治療法だとは思われますが、これほどの副作用リスクがあることから推定しますと、

上記の標準的なニボルマブ、イピリムマブの投与量は多すぎるのではないかと懸念されます。

☆彡★

一方、弊社の「自家がんワクチン療法」は、細胞性免疫反応の「アクセルを踏む」治療法です。

これまでに、各種のがんを累積すると3900例以上の治療実績がありますが、「治療関連死」という重大な副作用があったという報告は1例もありません。

極めて安全です。

免疫チェックポイント阻害剤と併用すれば、・「アクセル・オン/ブレーキ・オフ戦略」が作動し、自家がんワクチン接種により、体内で誘導されるキラー細胞ががん細胞を効率よく殺すことができることが知られています。

例えば、こちらをご覧ください → 2016年2月のトピックスです。

そして、その具体的な受診方法をどうすれば良いかは、どうぞ遠慮なく、弊社にお問合せ願います。

 セルメディシン株式会社
TEL: 029-828-5591
https://cell-medicine.com/


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場所:銀座並木通りクリニック
.   〒104-0061 東京都中央区4-2-2 第1弥生ビル7F
.   (TEL:03-3562-7773)

参加費:無料

参加可能者数:10名(要予約・申込み先着順)

 まだ残っている新型コロナへの感染対策のため,参加人数を制限をしております。ご希望の方は,お早めにご予約下さい。
★ セミナー参加者は,マスク着用の上,来院下さい。

★  お申込み方法:参加ご希望の方は、
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.  (TEL:03-3562-7773)
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