自家がんワクチンの安全性が国際的に高く評価されています 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

自家がんワクチンの安全性が国際的に高く評価されています

最新の学会から 

 2024年5月31日にオンライン版で発行されたばかりの総説論文()に、
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・(理研時代を含む)弊社・代表取締役社長が著者の一人となった
   自家がんワクチンの学術論文 6報
と、
・理研に留学していたポスドク研究員が帰国後に発表した、
   自家がんワクチンの学術論文 2報
が引用された、
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とのメールが、
   ResearchGate GmbH(Berlin, Germany)
から6月4日にありました。


Gianneschi G, Scolpino A, Oleske J.
A systematic review of the risk of autoimmunity, cancer seeding, and adverse events in human
trials of whole-tissue autologous therapeutic vaccines.
 (自家全組織型治療用ワクチンを用いた臨床試験における自己免疫疾患、がん播種、有害
  事象発生のリスクに関する体系的調査)
Cancer Pathogenesis and Therapy, in press, 2024.
https://doi.org/10.1016/j.cpt.2024.05.003

 55件のがん臨床試験において、自家全組織型治療用ワクチンWATV)が用いられており(この中に弊社の自家がんワクチンも含まれています)、

 計3323人の患者を対象にした統合分析によれば、WATVによる有害事象での死亡例や自己免疫疾患の発生例は全く報告されていません(つまり、発生リスクはないということです)。

 しかし、感染性がんにおいては0.24%のがん播種リスクがあり、非感染性がんでは播種リスクはありませんでした。

 感染性がんの代表例として、ヒトパピローマウイルスによる子宮頸部がんの発生が知られています。WATVの製造に生の(又は凍結保存した)子宮頸部組織を使えば、当然ながらWATVの接種を通じたウイルス感染が予想され、それによるがん発生の可能性があります。

 そこで、弊社の自家がんワクチンのように、ホルマリン漬けを経て不活化した固定組織・子宮頸部組織をワクチン製造の原材料に使えば、ウイルスは完全に死んでいますから、ウイルス感染を防止できますので、極めて安全です。

 WATVを使用したとき、重篤とされるグレード3及びグレード4の有害事象の発生リスクは、それぞれ0.42%および0.18%であり、通常の(感染症対策用の)不活化ワクチンと類似して、安全性では問題にならないレベルでした。

 というわけで、弊社の自家がんワクチンも、この国際的な総説論文により、安全性が高く評価されていると言えるのです。

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全体タイトル:『がんと共存して長生きを』(*)

 (*) タイトルの趣旨は、「がんを小さくするために無理な抗がん剤治療を続けると、強い副
   作用で疲弊してしまい、結局は長生きできなくなるよりも、無理のないやさしい治療を
   続ければ、がんが体内に残っていても長生きできる可能性があります」、ということで
   す。
    実際に、末期がんの方々の延命効果がこのセミナーで提示されます。

   銀座並木通りクリニックでは、この全体タイトルにて、すでに10年以上も定期セミナー
   を開催してきています。

セミナー1:
『あなたのがん専用のがん免疫療法、究極のパーソナルドラッグ・自家がんワクチンについて』

  講師:セルメディシン株式会社
  代表取締役社長 大野 忠夫

セミナー2:『がんと共存・からだにやさしい少量抗がん剤治療について』

  講師:銀座並木通りクリニック
  院長 三好 立

日時:6月29日(土)14:00~16:00(13:45開場)

場所:銀座並木通りクリニック
〒104-0061 東京都中央区4-2-2 第1弥生ビル7F
TEL:03-3562-7773

参加費:無料
参加可能者数:10名(要予約・申込み先着順)
お申込み方法:参加ご希望の方は、銀座並木通クリニック TEL:03-3562-7773
 まで直接お電話下さい。

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