自家がんワクチン療法の提供を自由診療にてスタートしたのは2004年のことでした。
その年の11月、弊社では、自家がんワクチン療法を採用して下さったクリニックや病院の先生方にご参加いただいて、『第1回がんワクチン療法研究会(2004.11.22、パレスホテル、東京)』を開催しております。その時の一般演題で、(9)「自家がんワクチン適用症例について」という発表がありました。
その中の1例で、リンパ節転移巣が直径4cm以上に巨大化した症例の治療経過の報告があり、
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〔症例0133〕
この症例は、横行結腸の中分化型腺癌で2004年1月の手術後、化学療法として、UFT+ロイコボリン、TS-1を投与したが、腫瘍マーカーであるCA19-9が増加、リンパ節転移巣も増大し続けた。
放射線60Gy照射後に自家がんワクチン療法を施行したところ、CA19-9値が正常レベルまで減少、リンパ節転移巣がCT画像上で消失した。
リンパ節の中心部が壊死し増大速度の速いやや変わった大腸がんであるが、放射線治療のみでコントロールできるとは考えにくく、自家がんワクチン療法による効果であると思われる。有害事象は無い。
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とのことでした。
この当時は、「自家がんワクチン+放射線」による“イムラジ”療法という概念が弊社には未だありませんでした。
つい最近、そういえば、と思い出し、データを掘り出してみたところ、この症例では、抗がん剤治療が無効と判明してから、
(1)放射線治療(ラジオテラピィ―)を先に、
後から
(2)自家がんワクチン療法(イムノテラピィー)
を施行した“イムラジ”療法となっていました。
なお、現在の“イムラジ”療法では(2)を先に(1)を後から実施した方が治療効果が高くなるのではないかと推定されてはいますが、この点を証明する正確な情報は未だに得られていません。 |
逆順ではあっても、やはり、当時の常識にはない“イムラジ”の効果が発現、これこそが
抗癌剤が嫌いな方へ: “自家がんワクチン+放射線治療で決定打が打てます”
という最初の症例だったというわけです。
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より長く生きられるという安心感を!
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