膀胱がんには、大別して表在性のものと浸潤性のものがあります。
表在性膀胱がんは、膀胱の内側にカリフラワー様に盛り上がって発育し、再発を繰り返しやすいという特徴があります。尿道からカテーテルを入れて切除できる上、従来から、生きているBCG菌を注入する免疫療法が良く効くとされてきました。
しかし、浸潤性膀胱がんは、膀胱の壁(筋層)に浸潤し、 進行が早くリンパ節や他臓器に転移を起こしやすい悪性度の高いものです。しかも従来はBCG菌による免疫療法は無効とされ、抗がん剤を何種類も組み合わせて投与する強烈な化学療法が施行されてきました(当然ながら、抗がん剤の副作用を伴います)。
2016年2月16日に公開された「海外癌医療情報リファレンス」
(→ https://www.cancerit.jp/37839.html )
によれば、免疫療法薬atezolizumab[アテゾリズマブ]は、進行膀胱がん患者において高い確率で抗腫瘍効果を示す、と記載されています。
アテゾリズマブを投与された進行膀胱がん患者では、全生存期間の中央値(50%が生存、50%が死亡に至る期間)は、PD-L1高発現の患者では11.4カ月、患者全体では7.9カ月と、延命効果が観察されています。
この薬は、がん細胞側に発現する分子PD-L1に結合する抗体医薬で、PD-L1は、キラーリンパ球上のPD-1に結合して、キラーリンパ球ががん細胞を殺そうとする「細胞性免疫反応」にブレーキをかける免疫チェックポイントで働く重要な分子です。
PD-1に結合する免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブ(商品名オプジーボ)と同じように、免疫チェックポイントのPD-L1を抗体で阻害すれば、キラーリンパ球にブレーキがかからず、がん細胞を殺すようになるはずだ、としてアテゾリズマブが開発されたのです。
そうならば、PD-1に結合するニボルマブのみならず、PD-L1に結合するアテゾリズマブの場合であっても、がん細胞に対するキラーリンパ球を誘導し免疫反応を強化できる弊社の「自家がんワクチン」と併用すれば、
☆「アクセル・オン/ブレーキ・オフ」戦略
→ https://cell-medicine.com/
(具体例は こちらのページ →) 「自家がんワクチンと免疫チェックポイント阻害剤を併用した最初の症例が紹介されています」
が作動し、一層の治療効果が期待できると思われます。
進行膀胱がんにも、化学療法を乗り越えるがん免疫療法の大波が到来したことが分かります。
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抗がん剤が効きにくい“スローな癌”こそワクチンで
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大規模病院の先生方へ:
「混合診療禁止」政策により、大規模病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにて簡単に実施できます。
既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。必要な投資額はわずか30万円前後です。新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。直接説明に伺います。
大病院から小型診療所まで、どこでも簡単に実施可能です。しかも肝がんでは、すでに無作為比較対照臨床試験で有効性が証明されているエビデンスレベルの高いがん免疫療法です。
★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★
自家がんワクチンが、生きている細胞を含まないため培養不要で、再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。
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患者様向けには、「自家がんワクチン療法」のホームページをご案内下さい。わかりやすくやさしく記載してあります。
こちらです。 ⇒ https://cell-medicine.com/
弊社は、理化学研究所発ベンチャー&筑波大学発ベンチャーです。
セルメディシン株式会社
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