一昨日(2017.01.11)に掲載した前報「エビデンスが全てではない、個別化医療の思想確立を」に続き、個別化医療そのものとなる「自家がんワクチン」について、
・ 薬学図書館 61(3), 154-160, 2016
に掲載された当社からの総説をご紹介申し上げます。
( こちらの原稿の方がクリアーで読みやすいと思います。 → こちらをクリックしてご覧下さい )
これは、2016年3月に横浜で開催された日本薬学会の以下のシンポジウムにて発表した内容をまとめたものです。
****************************************************
3月28日(月)13:15-15:15 3F 303 D会場
シンポジウムS33 「患者本位の医薬品の利用」
オーガナイザー:遠藤浩良(帝京大学)、宮内洋一(アステラス製薬)
****************************************************
演題 2 自家がんワクチン療法の現況
・ 大野忠夫(セルメディシン株式会社)
****************************************************
(「薬学図書館」誌に掲載された元の原稿は、2016年04月28日時点で執筆されたものです。その当時の本邦の臨床現場の状況を現しています。)
—————
がん免疫療法は,手術・放射線治療・化学療法と並ぶ重要ながん治療法として,既に基礎研究レベルでは確立された方法である。しかし,本邦における臨床サイドの評価は極めて低く,ほとんどの一般病院では未だに“怪しげなる治療法”として扱われている。演者はがん免疫療法の一つ「自家がんワクチン(AFTVac)」療法を開発し,本邦独自の自由診療制度下にて普及を図っているが,未承認医薬品のためか「祈祷に近いもの」とまで言われてしまうのが現状である。ここでは術後肝がんの再発抑制効果を示したエビデンスレベル1bの臨床研究データ,添加剤改訂後のAFTVacによる脳腫瘍(膠芽腫)におけるレトロスペクティブな観点からの延命効果,根治不可能とされているトリプルネガティブ乳がん骨転移が治癒した症例等の各種がん有効症例データを示し,正規の治験を経たエビデンスレベル1aのデータがなくても,安全性を含めて一定の条件がそろっている未承認医薬品には,より一層の規制緩和による「混合診療」を公認すれば,個別化治療が必要ながん患者(特に,がん難民となった人々)のメリットは拡大する,という観点を示したい。
—————
と述べています。
弊社では、個別化医療そのものとなる「自家がんワクチン」を切り口に、今後も、エビデンスの確立を追求する一方で、個別化医療自体の推進に注力して参ります。
【ご案内】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大規模病院の先生方へ:
「混合診療禁止」政策により、大規模病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにて簡単に実施できます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
既に、大学教授で、この連携方式により、ご担当の患者様の自家がんワクチン療法受診を実現されている先生方も何人もおられます。具体的な方法は弊社まで直接お問い合わせください。必要な投資額はわずか30万円前後です。
新たに「自家がんワクチン療法」を自院でも開始したい病院の先生方は、どうか遠慮なく弊社にご連絡下さい。直接説明に伺います。
大病院から小型診療所まで、どこでも簡単に実施可能です。しかも肝がんでは、すでに無作為比較対照臨床試験で有効性が証明されているエビデンスレベルの高いがん免疫療法です。
★“自家がんワクチン療法”は「厚労省への届け出は不要です」★
自家がんワクチンが、生きている細胞を含まないため培養不要で、再生医療等安全性確保法でいう「細胞加工物」(人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの)に該当しないためです。
**********△▲***▽▼********************△▲***▽▼***********