自家がんワクチンは樹状細胞ワクチンとは違うものです 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

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自家がんワクチンは樹状細胞ワクチンとは違うものです

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昨夜(2018.06.05)のNHKテレビ番組「クローズアップ現代」では、

“最先端”がん治療トラブル
(→ https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4141/index.html )

と題して、「“樹状細胞” “遺伝子治療” “NK細胞”など話題の医療用語をちりばめ、患者に期待を抱かせたり、事実と異なるウソや大げさな表現の広告が少なくない。」と放映されておりました。

この番組中では、たびたび“樹状細胞ワクチン”の用語が登場しておりましたが、これは、弊社の「自家がんワクチン」とは明瞭に異なるものです。

簡単に言えば、“樹状細胞ワクチン”療法では患者様本人の血液から樹状細胞を分離、体外で培養し、がん抗原となる合成分子を体外で添加、それを患者様本人に戻して、がん治療を行うという治療法です。

体外培養を行うため、無菌装置等の高額な機器が必要となります。

「自家がんワクチン」療法では、手術で取りだした患者様本人のがん組織で病理診断で残ったもの(がん細胞は完全に死んでいます)を細かく砕き、免疫刺激剤とともにそのまま患者様本人に戻して、がん治療を行うという治療法です。

培養はしません。そのため、簡便化された技術になっています。

また、樹状細胞ワクチンについて、詳しくは、→ こちらをご覧下さい。

ワクチンという共通の用語が含まれているため、混乱しやすいのですが、読者の皆様におかれましては、はっきりと違うものであると、ご認識いただければ幸いです。

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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