達成!世界新記録:“自家がんワクチン”、転移した乳がんで世界最長の延命効果を示す – 日刊工業新聞に掲載されました 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

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達成!世界新記録:“自家がんワクチン”、転移した乳がんで世界最長の延命効果を示す – 日刊工業新聞に掲載されました

新聞・雑誌・テレビ 

 本年7月8日に、標題にある“達成!世界新記録”について、「プレスリリースを発信しました」とセルメディシンニュースNo. 649にてご案内しておりましたが、この8月7日に、日刊工業新聞に、

「セルメデシン、自家がんワクチンで乳がん延命効果」

という表題で、444文字に圧縮した新聞記事が掲載されました。

 この記事中には、

「自家がんワクチン」について、放射線治療の併用で遠隔転移後の乳がん患者の生存期間の中央値が、12.85年になることを見つけた。

と記載されております。

 “12.85年”という数値が、世界新記録です!

 現在の標準治療(化学放射線療法)では、この数値はわずか3~4年ですから、いかに生存期間の「中央値」(患者さんの半数が死亡し半数が生存している期間)が一挙に長くなったか、ご理解いただければ幸いです。

 しかも、この数値は、世界中で(もちろん本邦でも)施行されている、他の様々ながん免疫療法では類をみないほど、高い効果が「自家がんワクチン」にあることを示しています。

 この記事内容について、詳しい解説は、以前の3本のトピックスとして弊社ホームページに掲載してあります。

 No. 649-達成!世界新記録、自家がんワクチン、転移した乳がんで世界最長の延命効果を示す-プレスリリースを発信しました

 No. 650-達成!世界新記録、自家がんワクチン、転移した乳がんで世界最長の延命効果を示す(続1)TTE法

 No. 651-達成!世界新記録、自家がんワクチン、転移した乳がんで世界最長の延命効果を示す(続2)安全性

どうかご覧ください。

 なお、新聞記事中では、弊社社名が“セルメデシン”となっていますが、正式には「セルメディシン」です。これも新聞記事ではよくある文字数の節約の影響ですね。実は“セルメデシン”は、2001年7月3日に弊社を起業した際の旧社名だったものです。

 今回のプレスリリースの基となる研究論文は、国際誌 Clinical Breast Cancer オンライン版に掲載されました (Ref. 1)。

 この学術誌は、オーソドックスな硬派の査読をする国際的な乳がん専門誌です。査読は、大学の入学試験のようなものです。学術誌による論文内容の価値を測る試験に相当します。

 その査読に合格して論文として採択されたため、弊社の「自家がんワクチン」は、未承認医薬品でありながら、世界の乳がん研究専門医から、高い信頼性を獲得したと言えるのです。

Reference
 1.Kuranishi F, Miyazaki T, Tagashira T, et al.Thirty-five-year follow-up real-world data revealed the efficacy of autologous formalin-fixed tumor vaccine on metastatic breast cancer – A target trial emulation.
Clinical Breast Cancer, 2025; in press.
Available online 27 June 2025
Journal Pre-proof
https: style=”color: #0963E3;”/doi.org/10.1016/j.clbc.2025.06.008

■本件に関する問い合わせ先(共著者の一人です)
 セルメディシン株式会社(理化学研究所発 & 筑波大学発 創薬ベンチャー企業)
 代表取締役社長・薬博 大野 忠夫
 〒305-0047 つくば市千現2-1-6-C-B-1
 E-mail: tkb-lab@cell-medicine.com
 TEL:029-828-5591
 FAX:029-828-5592
 ホームページ:https://cell-medicine.com/

You Tubeで【自家がんワクチンとは】をご覧ください。

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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