抗がん剤で起こるケモブレインには運動が効果的 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

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抗がん剤で起こるケモブレインには運動が効果的

その他の話題 抗がん剤以外の治療法 最新の学会から 

読者の皆様には、抗がん剤治療で起こる
“ケモブレイン”
についてご存知の方も多いと思います。

もし、ご存知でない方は、こちらをご覧ください。

https://cell-medicine.com/pamphlet/glossary/
の「か」の項にあります。

「脳がとても重く感じそして疲れる…全てが鈍く曇っているように感じる」

というものです。

一般向けの非常にわかりやすい説明は、聖路加国際病院が出している
「ケモブレインの謎を解く」 ↓
https://hospital.luke.ac.jp/about/approach/pdf/ra22/4/research_activities_4_2_1.pdf
にあります。

要は、
「化学療法が原因で生じる認知障害。記憶力や集中力、作業能力の低下が主な症状であり、基本的には時間とともに改善する」
とされてはいますが、怖いのは、
特に乳がんの標準治療後に起こることが良く知られていて、しかも一旦起こると20年以上も続くことがある」(※)
のが大きな問題です。これでは人生を破壊されかねません。

(※)科学的な根拠は、こちらをご覧ください。
→ https://cell-medicine.com/doctors/%E4%B9%B3%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%99%82%E6%B3%95%E5%BE%8C%E3%81%AE%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E6%A9%9F%E8%83%BD%E9%9A%9C%E5%AE%B3%EF%BC%88%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4/

この度、幸いなことに、

身体活動によるケモブレイン軽減効果
[米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 2021年9月16日]

が発表されました。ロチェスター大学医療センターの乳がん患者を対象とした大規模試験の成果です。

(以下は、2021年9月29日着信の「海外がん医療情報リファレンス・ダイジェスト」の記事
「身体活動によるケモブレイン軽減効果」

https://www.cancerit.jp/70173.html
によります。)

化学療法の前後を通して、身体活動に関するガイドライン(中強度から高強度の身体活動を週150分間行う)を遵守していた患者は、化学療法期間にわたり認知機能が最も高かった。また、身体活動に関するガイドラインが遵守されなかった患者では、化学療法の前後で認知機能の低下がみられた、

とのことです。

米国での身体活動に関するガイドラインでは、
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身体活動の推奨量

米国保健福祉省が2018年に発表した「米国民に向けた身体活動に関するガイドライン(Physical Activity Guidelines for Americans)第2版」の推奨事項では、実質的な健康上の利益およびがんを含む慢性疾患の発症リスクの低下を目的としている。成人への推奨事項は以下のとおりである。

・中強度の有酸素性の身体活動を週に150~300分間、もしくは高強度の有酸素性の身体活動を週に75~100分間行う。または、中強度と高強度の有酸素性の身体活動を組み合わせて週にこれらと同等の量を行う(それぞれ時間の長さは問わない)

・筋力を強化する活動を週2日以上行う

・有酸素性の活動と筋力を強化する活動に加えて、バランスを養うトレーニングを行う
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となっています。

有酸素運動」とは、こちらをご覧ください ↓
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/yusanso-undou.html

息が大きく上がらず軽い息切れがする程度の運動(ウォーキング、ジョギング、ランニング、サイクリング、水泳、エアロビクスダンスなど)を、
「少なくとも、1回50分、週3日、延々と継続する」
となると、結構ハードな運動量です。犬の散歩程度では有酸素運動になりません。

がんにかかりやすい中高年の皆さん、実行できますか?


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