腎盂がん多発転移完全奏功例の論文が世界で高頻度で読まれています 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

トピックス

腎盂がん多発転移完全奏功例の論文が世界で高頻度で読まれています

最新の学会から 

前回のセルメディシンニュースNo.364で、胆道がんの術後補助化学療法には、有用性を示したエビデンスはない、とお知らせしました。

標準療法では、これ以上は治療不可能というがんがここにも存在するという一例です。

実は、同様な標準療法があればまだしも、標準療法自体がないため、最初から治療に難渋するのが、
腎盂・尿管がん
です。

日本泌尿器科学会から、「腎盂・尿管癌診療ガイドライン」(メディカルレビュー社)が発行されていますが、2014年版が初版で、以後、改版されておりません。

それだけ治療効果をあげるのが難しいことを示唆しています。

このガイドラインには、
IV 全身化学療法・その他
の総論の冒頭に、

転移性あるいは再発性の腎盂・尿管癌に関しては化学療法の有効性を示した科学的根拠の高い報告はなく,症例報告,ケースシリーズおよび小規模の後ろ向き研究が少数あるに過ぎない。

と記載されています。

(転移性あるいは再発性の膀胱癌に対しては,GC療法(gemcitabine,cisplatin)やMVAC療法(methotrexate,vinblastine,doxorubicin,cisplatin)が科学的根拠のある全身化学療法として推奨されていますが、膀胱がん向けの治療法であって、腎盂・尿管がん向けではありません。)

ということは、当初の手術後の腎盂・尿管癌の治療は、まだまだ手探りの世界であることを示しています。

このような事情を背景に、銀座並木通りクリニック・三好立院長は、腎盂がんの術後多発転移症例に対し、自家がんワクチン療法を施行、連続して完全奏功(=完全寛解)に成功しています。

こちらをご覧ください ↓

1例目:治らないはずの腎盂がんが完全寛解!学術論文が受理されました
2例目:また出ました、治らないはずの腎盂がんが完全寛解!

1例目の症例については、
https://cell-medicine.com/cases/specialists-agree/
のページの下の方に、
〔症例2114〕 (銀座並木通りクリニック)
として紹介しています。

このほど、この方の症例報告論文、

“Complete remission of chemo‐refractory multiple‐metastatic upper tract urothelial carcinoma by autologous formalin‐fixed tumor vaccine”

自家がんワクチンによる化学療法抵抗性多発転移上部泌尿器科がんの完全奏功
(→ https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ccr3.1179 )

が、
one of the journal’s top downloaded recent papers!
(掲載論文中でトップのダウンロード数がある一つ)
になったとの知らせが、出版元(Wiley社)からありました。

筆者は独自に、現在どのくらい世界で専門家がこの論文を見ているか、について、専門家の世界では最も汎用されている論文データベース
PubMed
( https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/ )
を検索してみました。

この論文の実力がわかるからです。

PubMedでは新しくて、かつ、検索頻度が高いと上位に出てきます。

「urothelial carcinoma」で検索しますと、26983報が検出されました(2019年6月6日時点で)。

しかし、「urothelial carcinoma remission」 とキーワードを一つ増やして検索しますと、検出された432報中、なんと、16番目にこの論文が表示されました。

2017年のもはや古い症例報告にすぎないのに、これほど上位に表示されるということは、
腎盂・尿管がんremission(寛解=奏功)が起こることは先ずない
という現状を反映しています。

まして論文タイトルにある
complete remission(完全奏功)
の症例は極めて珍しく、腎盂・尿管がんの治療に難渋している世界中の医師・研究者が、せっせと文献を検索してはこの論文を発見し、読んでいることを示しています。

銀座並木通りクリニック・三好院長の2例の腎盂がんの完全奏功例は、世界の専門家中でも十分自慢できる、自家がんワクチン」による治療成功例なのです。

 

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抗がん剤が効きにくい“スローな癌”こそワクチンで
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大病院の先生方へ:

「混合診療禁止」政策により、保険診療機関である大病院では「自家がんワクチン療法」が実施できなくても、先生ご自身の患者様に対して、お近くの連携クリニックにてごく簡単に、自由診療にて実施できます。

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