乳がん治療の投稿論文がわずか2日で査読を通過、出版されました ~その3~ 最新のがん免疫療法に関するトピックスをご紹介します。

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乳がん治療の投稿論文がわずか2日で査読を通過、出版されました ~その3~

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これまでに、 「セルメディシンニュースNo.695-乳がん治療の投稿論文がわずか2日で査読を通過、出版されました~その1~」(2026.06.25発信)
「セルメディシンニュースNo.696-乳がん治療の投稿論文がわずか2日で査読を通過、出版されました~その2~」(2026.07.03発信)

と続けて発信して参りましたが、~その2~で報じてありましたweb出版が、この度、正式に学術雑誌本体に巻号ページがつけられて出版されました。

 こちらです→ (Ref. 2)。

 今回の正式出版によって、

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 転移した乳がんで世界最長の延命効果を示す “自家がんワクチン”

という、共通タイトルの下で発信された4本のセルメディシンニュース、

 No. 649 プレスリリースを発信しました → https://cell-medicine.com/topics/2756
 No. 650 (続1)ターゲットトライアルエミュレーション法とは → https://cell-medicine.com/topics/2763
 No. 651 (続2)高い安全性があります → https://cell-medicine.com/topics/2773
 No. 674 正式論文が出版されました → https://cell-medicine.com/topics/2863

の根拠論文(Ref. 1)について、残されていた統計学的な問題点が解決したと思います。

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 残されていた統計学的な問題点とは、「乳がんの遠隔転移が検出された時点を起点」として、

・遠隔転移検出後のどこかで自家がんワクチン(AFTV)が投与された方々で、どこかで放射線治療を受けていて、    
 しかしAFTV投与前後6ヶ月間は抗がん剤治療を受けていない(Optimum AFTV Set療法と命名しました)

という症例群では、

・遠隔転移検出後から、自家がんワクチン(AFTV)が実際に投与されるまでの期間が「不死時間バイアス」
 となって潜在していたこと、

・そのバイアスの除去が根拠論文(Ref. 1)ではできていなかった、

という点です。

 そのため、

「時間依存性Cox比例ハザードモデル」による統計解析では、

  p=0.09617

となり、統計学的な“有意差がなかった”のです。

p≧0.05の“有意差なし”のままでは、Optimum AFTV Set療法が有効だとは言えません。

しかしながら、3本前の 「セルメディシンニュースNo.696」乳がん治療の投稿論文がわずか2日で査読を通過、出版されました ~その2~ で詳しく説明しましたように、「時間依存性Cox比例ハザードモデル」によらず、

 A:ランドマーク解析
 B:制限平均生存時間解析
  (Restricted Mean Survival Time、RMST)

により、

自家がんワクチン(AFTV)を中心的な治療法としたOptimum AFTV Set療法の効果について解析した結果、

 B:制限平均生存時間(RMST)解析

にて、統計学的な“有意差”が示され、Optimum AFTV Set療法が有効であることが示されました。

これによって、残されていた統計学的な問題点の解決を果たしたこととなります。

先のセルメディシンニュースでも申し上げてきましたように、本邦では、「自由診療で実施されているがん免疫療法」には、さまざまな種類があり、インターネット上で派手な宣伝が行われていますが、
そのがん免疫療法のホームぺージに、国際的な学術誌上に出版した論文があるか否かを見れば、すぐにそのがん免疫療法の実力がわかります。

一般の方では、学術論文の内容はややこしくて理解しがたいところがあると思いますが、理解できなくても、そのがん免疫療法を宣伝しているホームぺージにて紹介されている 「英文の学術論文の数」だけカウントしてみてください。

その数は、ほぼ、そのがん免疫療法の実力を反映しています。

弊社の場合は、https://cell-medicine.com/company/publications/categories/pub1に、「主要原著論文」と題して、国際的な学術論文のリストを掲げております。

すでに主要な原著論文だけで52報に達しており、今回の(Ref. 2)が53報目となります。

読者の皆様には、どうぞ、この数をみて「自家がんワクチン」の実力をお考えいただければ、たいへん有難く存じます。

References

1. Kuranishi F, Miyazaki T, Tagashira T, Fujii A, Yuba M, Miyake I, Fujita T, Suzuki T, Masuda H,
 Makihata T, Nakagou S, Ohno T.
 Thirty-Five-Year Follow-Up Real-World Data Revealed the Efficacy of Autologous Formalin-Fixed Tumor
 Vaccine on Metastatic Breast Cancer- A Target Trial Emulation.
 Clin Breast Cancer. 2025 Dec;25(8):e1011-e1022.e5.
 doi: 10.1016/j.clbc.2025.06.008.

2. Miyazaki T, Kuranishi F, Ohno T.
 Additional Landmark and RMST Analyses Addressing Immortal Time Bias in the Evaluation of
 Autologous Formalin-Fixed Tumor Vaccine for Metastatic Breast Cancer.
 Clin Breast Cancer 2026;26:80-81.

You Tubeで【自家がんワクチンとは】をご覧ください。

注:弊社は病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のWeb掲載は許容されています。

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