免疫療法をがん治療に利用する“がん免疫療法”の歴史と共に、多数あるがん免疫療法の違いを紹介します。

自家がんワクチンとは

がん免疫療法の歴史

がん免疫療法は、
免疫療法をがん治療に利用する治療法です。

がん免疫療法の歴史と共に、多数あるがん免疫療法の違いを紹介します。

がん治療では、一般に外科手術、放射線療法、化学療法が行われます。通常は、手術してダメなら放射線、それでもダメなら抗がん剤という順番です。しかし、放射線や抗がん剤の効果がほとんどない疾患もあります。そこで第四の治療法として“免疫療法”が注目されています。

全体的な免疫活性化から、がん特異的な免疫活性化へ

非特異性免疫療法
1970年代
  • ・ビシバニール
  • ・クレスチン
1980年代
  • ・インターフェロン
  • ・インターロイキン2

養子免疫療法

特異性免疫療法

がん免疫療法の研究の歴史は古く、昔から何度もがん治療の表舞台に登場してきました。しかし、一部の患者さんには劇的に効いても他の患者さんには全く効果がないことが多く、残念ながら期待に応えるだけの成果を上げてきていないのも事実です。さらに、免疫療法で末期がんが治るという魔法のクスリのようなうたい文句を語る商法なども出てしまい、以来、一般的な医師には「免疫療法は科学的根拠に乏しく、怪しげな治療法だ」という観点が定着してしまいました。我々も、長い研究経験の中で、免疫学の理論上からは成功必定に見え、動物実験ではすばらしい効果を示す免疫療法であっても、実際に患者に適用してみるとほとんど役に立たない方法が多数あるのを目のあたりにしてきています。

真に役に立つがん免疫療法は、実は極めて少ないのです。

ただし、自家がんワクチン療法については、2022年7月に東京高等裁判所の裁判手続を通じて、自家がんワクチン療法は「有効となる可能性がある」と公式に認められた、と評価しております。

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