腎臓がん 自家がんワクチン療法受診後の乳がんの有効症例ライブラリーをご覧いただけます。

有効症例ライブラリー

腎臓がん

自家がんワクチン療法を受診、その後、2020年12月末時点までにフォローアップ調査した腎臓がん症例のうち、経過報告があった症例についてソフトクライテリアの観点から評価した治療成績を以下のと、その下の代表的症例にまとめました。

(注)弊社が病院やクリニックではなくバイオ企業であるため、症例報告や論文内容のウエブ掲載は許容されています。監督官庁の確認を得ており、医療広告ガイドライン違反ではありません。

がん種
全症例数62
1:有効5
2:長期不変・無増悪
(1年以上)
9
3:不変
(6ヶ月以上1年未満)
0
4:無効11
改善率1:
(1+2)/(1+2+3+4)
56.0%
5:経過観察中1
6:投与中止1
7:転帰不明追跡不能34
改善率2:
転帰不明も
無効とした場合
23.7%
8:未投与1
9:未評価0

(注)改善率1=(1.有効+2.長期不変・無増悪)/(1.有効+2.長期不変・無増悪+3.不変6ヶ月以上1年未満+4.無効例数)
→ もっとみやすい改善率-1、改善率-2、表中の項目1~9の定義は →  こちらです

代表的症例

〔症例0268〕

79歳、女性。腎盂がん、膀胱内再発を2005年9月切除。腎孟(原発部位)と膀胱(再発部位)を使用して自家がんワクチンを作製、投与開始。尿路上皮癌、非乳頭浸潤型、Grade 3との病理診断があったため、3ヶ月以内の再発が普通という。2006年6月主治医より連絡あり、現時点で再発なしとのこと。以後、術後2年経過時まで無再発であったが、2007年10月再発。
主治医は、進行癌であったことを考慮すれば2年間再発がなかったことを評価するとのことだった。

(注)腎盂がんでは、当時標準治療がなかったため、主治医は、採用時点では未だ効果不明だった自家がんワクチン療法では3ヶ月以内に再発すると覚悟していました。無再発期間(RFS)が大幅に延長したことから、有効だったと前向きに評価しています。

〔症例1788〕

83歳という高齢の男性。腎細胞がんで脳転移あり。脳転移巣を摘出し自家がんワクチンを作製、原発巣の腎がんは手術せずに放置。2013年1月自家がんワクチン接種。8月主治医より「原発巣の縮小を認めた」との報告あり。2014年6月の再連絡で、原発巣が減少中とのこと。

(注)ご家族より、1年経過後、感謝の報告をいただいております。

〔症例2114〕

腎盂がんで、肺と腹部傍大動脈周囲リンパ節に多発転移。病理切片の画像をみた病理医が、『病理の立場からは,これは治らないがんですね・・』と明言。しかし、当の患者様が、当初の抗がん剤治療がやはり効かなかったとわかってから、それ以上の抗がん剤治療を止め(わずか1回の投与だけで重篤な血小板減少を引き起こし、「抗がん剤治療はもう懲り懲りです」とのこと)、

自家がんワクチン療法を受診。その結果、

  • 肺転移巣も消失
  • 傍大動脈周囲リンパ節も消失、
    となっていて、当の主治医も【効いた!」というガッツポーズ症例だ】、と驚愕した。

以下は、学術論文( Miyoshi T et al, Clinical Case Reports 2017)の掲載図を転載。

図1 臨床経過
図2 腎盂がん原発巣
図3 各種免疫染色による病理画
図4 遅延型アレルギー反応テストの結果(明らかに陽転している)
図5 肺、傍大動脈リンパ節転移巣の変化

この患者様は2022年11月現在でも、全く再発がなく元気です。
こちらにその後の“吉報”があります。

〔症例2853〕

腎盂がん、ステージ4。初期手術後の抗がん剤治療(ゲムシタビン+タキサン)が効果なく、シスプラチンは腎機能障害のため使用できなかったという症例。大型の傍大動脈リンパ節転移巣が累々と6ヶ所もあり、このままでは余命2ヶ月という宣告が地元主治医から出されていた。患者本人がさらなる抗がん剤治療で苦しみながらの延命は望まず、副作用のない「自家がんワクチン+低用量抗がん剤」治療を選択した。その結果は劇的で、わずか3ヶ月で傍大動脈リンパ節転移が消失、完全寛解となり、ゴルフに行けるようになったという。

(以下の画像は、 https://ameblo.jp/gin-nami/entry-12330106465.htmlからの引用です)

なお、この症例は、自家がんワクチンにゲムシタビン(25mg/body/10日毎投与)が併用されています。ゲムシタビンの標準的な用量は、成人で1回に1000mg/m^2(体重60kg、身長170cmの痩せ型の方なら1回に1690mg/bodyとなります)で、週1回、3週投与、1週休薬ですから、25mg/bodyというのはその1/67に過ぎず、(医師間では、そんなの“水に過ぎないよ”と陰口を叩かれるほどです)副作用がでるはずもない超微量です。まさに医師の腕一本で救えた症例と思われます。

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